政府、食品輸出産地の稼ぐ力強化 閣僚会議、地域活性へ貢献

 農林水産物・食品の輸出促進を議論する関係閣僚会議で、あいさつする林官房長官(左)=10日午前、首相官邸
 農林水産物・食品の輸出促進を議論する関係閣僚会議で、あいさつする林官房長官(左)=10日午前、首相官邸
 農林水産物・食品の輸出促進を議論する関係閣僚会議で、あいさつする林官房長官(左)=10日午前、首相官邸
 食品輸出会議のポイント
 政府は10日、農林水産物・食品の輸出促進を議論する関係閣僚会議を開いた。輸出産地などの稼ぐ力を強化するため、インバウンド(訪日客)消費の拡大と食品産業の海外展開を新たな柱に位置付けた。国内外での日本食需要を高めることで、地域の活性化に貢献する狙い。

 2024年1~11月の農林水産物・食品の輸出額は前年同期比1・9%増の1兆3014億円。コメや茶といった品目が好調で、通年では23年まで11年連続で過去最高を更新した。

 政府は、さらなる輸出拡大に向け、海外の現地系スーパーへの販路拡大や、ユネスコの無形文化遺産に登録された「伝統的酒造り」を活用して食文化の魅力を発信する。


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