中国出身の夫婦らがポイントカード大手「Tカード」の他人のポイントを不正に使い、加熱式たばこをだまし取った事件で、和歌山県警などは6日、詐欺容疑で中国籍の無職、趙麗瑩容疑者(22)と夫で自称ハイヤー運転手、新堀健容疑者(38)=いずれも大阪市浪速区=を再逮捕した。
再逮捕容疑は昨年9~10月、大阪市内と和歌山市内のコンビニ2店舗で、不正に入手した他人のTカードのポイントを使い、加熱式たばこのキット4個(計約3万2千円相当)をだまし取ったとしている。
一連の事件では、ほかに中国人留学生ら4人も逮捕。夫婦は指示役で、中国の通信アプリ「微信(ウィーチャット)」を通じ実行役を募っていたとみられる。被害総額は約400万円にのぼるという。
県警などは、カード情報などを入手するハッカー集団も関わっていたとみて実態解明を進めている。