大阪府高石市が今秋、「天女サミット」を計画、10月24日の開催で調整している。市内に、天女が身にまとい空中を舞う「羽衣」の地名があり、これまでも「天女の住まう街」としてPRしてきた。同様に天女にちなんだまちおこしに取り組む全国の首長らを招き、5市2町で意見交換。10月24日が「テン(10)によ(24)」と読めることから、「天女の日」として日本記念日協会に登録申請する方針だ。(張英壽)
「天女サミット」は今回が2回目で、平成26年11月22日に天女伝説が残る鳥取県湯梨浜町で初めて開かれた。参加したのは、湯梨浜町と、高石市、福島県川俣町、鳥取県倉吉市、滋賀県長浜市、京都府京丹後市、沖縄県宜野湾市の5市2町の首長と副市長。いずれも天女伝説か関連の伝説や逸話があり、共同宣言で、天女を活用したまちづくりの推進を盛り込んだ。続けていくことで合意していたが、27年度は開催できなかった。
そんな中、高石市は今年11月1日に市制施行50周年を迎えることに合わせ、記念事業の一環として第2回のサミットの開催地として名乗りをあげた。すでに第1回に参加した各市町に連絡しており、5市2町の首長らが集まる予定。10月24日の開催を軸に場所を含めて調整している。参加市町の物産展を企画するほか、10月24日を「天女の日」とする。