無免許で死亡ひき逃げ疑い 16歳少年を逮捕「身に覚えがない」と容疑否認

 車を無免許で運転し、ひき逃げして死亡させたとして、兵庫県警尼崎南署は13日、自動車運転処罰法違反(過失致死、無免許)と、道交法違反(ひき逃げ)の両容疑で、大阪府豊中市内の会社員の少年(16)を逮捕した。「身に覚えがない。車は運転していない」と容疑を否認しているという。

 逮捕容疑は13日午前9時20分ごろ、兵庫県尼崎市大庄北の路上で無免許で乗用車を運転中、自転車に乗っていた同市浜田町の無職、肥後勇さん(80)をはね、そのまま逃走したとしている。乗用車は肥後さんを約50メートル引きずり、フェンスに衝突。肥後さんは頭などを強く打ち、間もなく死亡した。

 同署によると、事故後、現場から乗用車を乗り捨てて逃走する2人組を近所の住人が目撃。事故から約30分後、同署員が現場から南東約1キロの路上を歩いている少年と同乗者の少年(17)を見つけ、事情を聴いていた。

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