「10年かかっても前の姿に」 馳文科相が熊本城視察

 馳浩文部科学相は1日、熊本城を視察し、記者団に対し「今後、10年、20年かかっても震災前の姿に必ず戻す。地方創生の観点から、地元の負担が少なくなるよう工夫する必要がある」と語った。

 復元手順については「必ず戻すと国が号令をかける。地元の市や県の教育委員会、文化財保護団体の意見を聞き、ベストな選択をする。根本的な史跡整備の対応が必要だ」と強調した。

 熊本城は13カ所ある国指定の重要文化財すべてが被害を受けた。修復・復元については、日本財団が30億円を寄付する方針を表明している。

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