最低賃金「早期に1千円」 菅官房長官、引き上げに期待

会見に臨む菅義偉官房長官=30日、首相官邸(春名中撮影) 
会見に臨む菅義偉官房長官=30日、首相官邸(春名中撮影) 

 菅義偉(すが・よしひで)官房長官は30日の記者会見で、最低賃金をめぐり「(経済財政運営の指針である)骨太方針に『より早期に』全国加重平均1千円となることを目指すことが書かれている」と述べ、引き上げに期待を示した。

 同時に骨太方針には「他の先進国との比較で低い水準にとどまる理由の分析をはじめ、最低賃金のあり方について引き続いて検討する」ことが盛り込まれているとも強調した。

 令和元年度の地域別最低賃金の引き上げ目安をめぐり、中央最低賃金審議会(厚生労働相の諮問機関)の小委員会が30日、東京都内で開かれ、労使は大詰めの議論を続けている。

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