安倍晋三首相は21日、首相官邸で自民党の青山繁晴参院議員と会い、北朝鮮による日本人拉致問題について「米国との協力はあるけれども、日本として拉致被害者の最後の1人までの救出をやりきる」と決意を示した。青山氏が記者団に明らかにした。
青山氏は4~5月に訪米し、政府や軍の幹部らに対し、北朝鮮の拉致や核・ミサイルなどの問題の解決に向けた働きかけを行った。安倍首相は青山氏から報告を受け「(解決のためには)いろんな努力が必要だ」と話したという。
青山氏は面会後、記者団に「(米側は)積極的に理解してくれた。特に拉致被害者の救出については、過去の政権と熱意が違う。日本の要求は、ある程度分かってくれた」と話した。