新天皇、皇后は新幹線全車両貸し切りご利用

 宮内庁の西村泰彦次長は17日の定例会見で、来年5月の即位後に新天皇、皇后が地方訪問で利用される新幹線について、臨時専用列車を全車両貸し切りとすることを明らかにした。現在の天皇、皇后両陛下と同じ対応で、西村氏は「一般の乗客への影響などJRと検討した結果」と述べた。

 皇太子ご夫妻は現在、通常ダイヤの新幹線の一部車両を貸し切る形だが、新天皇、皇后になるのに伴い、臨時列車を全車両貸し切りで使われる。両陛下は上皇、上皇后となった後も、臨時列車を利用される。

 航空機についても、新天皇、皇后、上皇、上皇后は現在の両陛下と同様、全座席貸し切りの特別機とする方向で検討している。

 一方、皇嗣、皇嗣妃となる秋篠宮ご夫妻は従来通り、新幹線、航空機ともに随行の職員や警備関係者を含め、必要な座席分だけを確保して利用される方針。

会員限定記事

会員サービス詳細