民間調査会社の「ブランド総合研究所」(東京都港区)が発表した今年の「地域ブランド調査」の都道府県魅力度ランキングで、茨城県が4年連続最下位となった。だが、魅力度の点数は前年から1.8ポイント増の7.7点と、7.8点の栃木県に肉薄。最下位脱出に向け、一筋の光明が差し込んでいる。(上村茉由)
「一喜一憂するのではなく、茨城について国内外から評価してもらえるよう活動をしていく必要がある」
茨城県の橋本昌知事は21日の記者会見で、4年連続最下位という不名誉な結果についてこう語った。最下位を逆手にとった「のびしろ日本一。いばらき県」というキャッチフレーズは引き続き使っていきたいという。
同調査は47都道府県と1千市区町村を対象に実施。魅力度や認知度など77項目について質問を設け、インターネットを通じて20〜70代の男女約3万人から得た回答を点数化した。今年で11回目。
1位は8年連続で北海道(54.2点)。2位は京都府(46.3点)、3位は東京都(35.1点)となった。ワースト3は、45位群馬県(8.5点)、46位栃木県、47位茨城県と北関東3県で占めた。