自民党の稲田朋美元防衛相は11日の衆院法務委員会で、再審制度を見直す再審法改正を巡る平口洋法相の答弁ぶりに「今のでは駄目」と不満を示した。
稲田氏は、昭和61年の福井中3殺害事件で再審無罪が確定した前川彰司さん(60)の再審請求で検察が重要な証拠をなかなか開示しなかったことを挙げ、「この事件が再審法改正の立法事実そのものだ」と主張。
法制審議会(法相の諮問機関)の部会で進む改正議論ではなく、再審請求審での広範な証拠開示の義務化を盛り込んだ超党派議員連盟案に沿った改正を行うべきだと、平口氏に求めた。
平口氏は「再審制度が適切に機能することは大変重要。引き続き法制審で十分な検討が行われ、できる限り早期に答申がいただけるよう力を尽くすとともに、議論の結果を踏まえて適切に対応する」と述べた。
稲田氏は「今のでは駄目なんですよ。今のでは駄目」と平口氏を批判し、階猛委員長に福井事件の検証と議連案の審議入りを求めた。
再審法改正に関する平口氏の答弁を巡っては、同党の鈴木宗男参院議員も2日の参院法務委員会で「その答弁は役所に言われた通りの答弁だ。国務大臣としての答弁じゃない。きちっと頭作りしてほしい」などと苦言を呈していた。




