JR西、切符をQR印刷に 2028年以降切り替え 改札通過スムーズに、管理費も抑制

JR西日本本社=大阪市北区
JR西日本本社=大阪市北区

JR西日本は8日、現在の切符を2028年以降に順次切り替え、印刷したQRコードを販売する方針を明らかにした。改札機のQRリーダーにかざして通過でき、磁気券を通さずに済むためメンテナンス費用を抑え、将来のチケットレス化を推進する。

交通系ICカードの普及やデジタル化で切符の利用者は減少している。担当者は「スムーズな乗車を目指す」と話した。

JR西は今月19日からQRコードを用いた旅行客向け企画乗車券に対応することも発表した。阪急電鉄など関西の鉄道7社でも使える1日乗車券「KANSAI MaaSワンデーパス」や、大阪メトロと相互乗り入れ可能な「大阪スマートアクセスパス」を販売する。

京阪神エリアの全244駅中、自動改札機のある211駅の改札で順次、QRコード対応を進める。対応を終えていない駅でも、改札付近に専用のQRコードを掲示して利用できるようにする。

JR西がスマホ決済サービス参入 鉄道会社で初めて

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