ウクライナ兵、多数脱走か 昨年創設の部隊 当局捜査

ウクライナ東部ドネツク州の要衝ポクロウシク方面に配置されるウクライナ兵=2024年12月27日(ゲッティ=共同)
ウクライナ東部ドネツク州の要衝ポクロウシク方面に配置されるウクライナ兵=2024年12月27日(ゲッティ=共同)

ウクライナの国家捜査局は3日までに、昨年創設された軍部隊から脱走者が相次いでいるとの報道を受け、事実関係の捜査に乗り出した。複数の地元メディアが報じた。

ウクライナメディア「センサー・ネット」の報道によると、この部隊は昨年3月ごろに新設された「第155機械化旅団」。昨年11月までに1700人以上の兵士が脱走したという。昨年10月に約1900人が訓練のためフランスに派遣された際にも、現地で約50人が脱走したとしている。

センサー・ネットは、経験の乏しい新兵がフランスでの訓練に派遣されたり、旅団に十分な兵器が配備されなかったりするなど、ゼレンスキー大統領や軍指導部の指揮に問題があったと指摘した。(共同)

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