福岡県警は17日、福岡県大木町の農事組合法人の預貯金を着服したとして、業務上横領の疑いで元代表理事の大塚弘道容疑者(53)=同県久留米市、同罪で公判中=を追送検した。計約9億648万円の着服を裏付け、捜査を終結したと説明している。ギャンブルや借金返済に使ったと容疑を認めているという。
県警によると、大塚容疑者は令和3年4月~5年6月、代表理事を務めていた農事組合法人「きのこ工房」の口座から数百回にわたって現金を引き出し、着服した疑いが持たれている。
県警は3月に法人からの告訴状を受理し、10月に業務上横領の疑いで逮捕していた。