国土交通省は、成田空港を行き来するための交通アクセスを向上させる方針だ。令和11年3月までに滑走路が増設、延伸され、国際貨物の増加などが見込まれるのが理由。24日に検討会の初会合を開き、具体策の議論を始めた。今年度中にも結論をまとめる。
国交省によると、滑走路の増設・延伸により、取扱貨物量は現在の1・5倍になる見込み。これを生かし、国際競争力のある空港にするには交通アクセス向上が欠かせず、周辺にある高速道路のインターチェンジ増設や、鉄道の新駅整備などを検討する。
検討会は有識者や航空・鉄道会社の幹部らがメンバー。貨物だけでなく訪日客も増える見通しのため、ターミナルビルなど施設の充実も検討課題となる。