日本維新の会の馬場伸幸代表は13日、都内で講演し、将来的な政界再編に関して「自民党が割れたらいい。守旧派と改革マインドの強い方で割れ、保守を標榜(ひょうぼう)しながら前へと進んでいく改革保守政党ができれば、われわれも(連立政権で)参画する可能性はないとはいえない」と述べ、改革保守勢力の結集が望ましいとの考え方を示した。
馬場氏は維新の党勢に関して「よく『民主党が政権を取る数年前の状況によく似ている』といわれる。民主党も若く優秀なメンバーがそろって、日本のあるべき姿を説いて、(変化という)世界的な潮流の中で政権交代を果たした」と語った。
党勢拡大に関しては、5日投開票の京都府舞鶴市長選で、維新が単独で推薦した新人が現職を破り初当選したことなどに言及。「維新スピリッツが全国で受け入れられているのではないか。地殻変動が徐々に起こりつつあるという感触を得ている」と述べ、4月の統一地方選へ自信を示した。