救急車横転「眠気襲われ」 東京、コロナで17時間勤務

昨年12月、東京都昭島市で東京消防庁の救急車が横転する事故があり、運転していた50代の男性救急隊員が「眠気に襲われた」と話していることが16日、同庁への取材で分かった。新型コロナウイルスの感染拡大で出動要請が増えており、約17時間連続で活動していたという。患者は乗っておらず、20~50代の男性救急隊員計3人は、いずれも軽傷だった。

同庁によると、3人は12月28日朝に出勤した後、翌29日午前1時50分ごろに昭島市拝島町2丁目の国道16号で中央分離帯に衝突して横転する事故を起こすまで、休憩を取っていなかったという。

患者の搬送を終えて東京都あきる野市の消防署に戻る途中だった。

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