大阪市住吉区のマンションの駐輪場で3人乗り自転車からかばんを奪おうとして転倒させ、幼児用座席の男児(2)らにけがをさせたとして、住吉署は15日、強盗致傷の疑いで愛知県岩倉市大山寺本町、韓国籍の建設作業員金利広容疑者(54)を逮捕した。
署によると、金容疑者は男児の母親(26)が自転車を止めた直後に背後から「こんにちは」と声をかけ、近づいたという。母親から抵抗され、何も奪わずに逃げた。
逮捕容疑は5月19日午後6時ごろ、住吉区苅田2丁目のマンション駐輪場で自転車の前部幼児用座席にあった手提げかばんを奪おうとして母親ともみ合いになり、自転車を転倒させるなどし、母親と男児に打撲などの軽傷を負わせたとしている。
金容疑者は当時、大阪市阿倍野区に住んでいた。署が防犯カメラの追跡捜査などで特定した。