米国のラーム・エマニュエル新駐日大使は17日、米海軍横須賀基地がある神奈川県横須賀市を訪れた。1月23日の着任以降、公務として自治体を訪問するのは今回が初めて。かねてから米海軍との協調姿勢を示してきた上地克明市長との会談では、「日本全体の中でも模範となるような、基地と地域の連携によるコミュニティーを構築していきたい」などと述べた。
エマニュエル大使はこれまでに、バラク・オバマ元大統領の首席補佐官や米シカゴ市長などを務めた。会談の場では、自身ゆかりのシカゴのウイスキーを上地市長に贈った。エマニュエル大使は午前10時ごろ、京急線横須賀中央駅に到着。品川-横須賀中央間を電車で移動する異例の訪問となった。在日米大使館によれば、市長時代から公共交通機関を利用しており、今回も自らの希望によるものだった。
そのまま上地市長と会話を交わしながら徒歩で、市中心部の目抜き通りを通って市役所に向かった。会談後には米海軍横須賀基地を視察したという。