デジタル庁は27日、次官級幹部の接待問題に関する説明会を開き、幹部を接待したのはNTTだったと明らかにした。接待は計3回あり、うち2回は平井卓也デジタル相が同席していた。会食費は、約半年後の今年6月になって平井氏が事後的に割り勘にしており、実質的に接待に当たると判断したという。
デジタル庁によると、平井氏が会食費を割り勘にしたのは、週刊文春からの取材があった日だった。
デジタル庁によると、赤石浩一デジタル審議官(58)=減給1カ月の懲戒処分=は昨年9月25日と10月2日、12月4日の3回にわたってNTTと会食。飲食費など計約12万円を負担させ、国家公務員倫理規程に違反した。
平井氏が同席したのは昨年10月2日と12月4日。この会食は今年6月の週刊文春報道で判明した。平井氏は当時、費用は職員も含め割り勘だったと説明していたが、NTT側に費用を支払った時期や、赤石氏が同席していた事実については明言しなかった。