■31日午後9時半ごろ
東京・渋谷のスクランブル交差点から約500メートル。徒歩10分ほどの距離にあり、ハロウィーンの騒がしさから離れた警視庁渋谷署では、ひっきりなしに入る苦情の電話や落とし物の相談への対応に追われた。
受付で「財布をなくした」と訴えたのは、顔にピエロのメークをした男性3人組。その横では、囚人服を着て仮装した若い男性が、街頭で拾ったという別の財布を届け出ていた。
パスポート入りの財布を無くしたというイスラエル国籍の女性も訪れ、署員が英語を駆使して紛失の経緯を聞き取り。一方、ハロウィーンの騒動に関する苦情を訴える近隣住民からとみられる電話に対応していた署員が「警察が『ハロウィーンをやってください』とお願いしているわけではないので…」と漏らす一幕もあった。