加護亜依さん夫に逮捕状 高利貸し付け容疑で警視庁

 知人男性に違法な高金利で資金を貸し付けていたなどとして、警視庁が出資法違反(高金利)容疑で40代の指定暴力団山口組系組幹部の男を逮捕し、同容疑などで男2人の逮捕状を取ったことが23日、捜査関係者への取材で分かった。逮捕状が出ている男のうち1人は、元「モーニング娘。」でタレント、加護亜依さん(26)の夫の会社役員(47)であることも判明した。

 逮捕されたのは、山口組6代目の篠田建市(通称・司忍)組長の出身母体である弘道会(愛知)傘下の小松組(東京)幹部。逮捕状が出ているもう1人の男は、山口組系組員の男。

 捜査関係者によると、組幹部の男と会社役員は平成25年9月、都内に住む知人で飲食店勤務の男性に約250万円を貸し付け、法定金利以上の不当な利益を得た疑いが持たれている。

 組員の男には男性から別に約250万円を脅し取ったとして、恐喝容疑で逮捕状が出ている。

 小松組は弘道会の東京進出の先導役とみられる組織。港区内にフロント企業を置き拠点としていたが、地元住民の反対運動で22年3月に台東区のビルに移転した。しかし、周辺住民が組事務所としての使用禁止を求めて提訴。台東区によると、25年7月に東京高裁で和解が成立して以降、事務所としては利用されておらず、売却の方向という。

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