今期新製品の特徴は「デュアルカメラ」と「受信速度最大988Mbs対応」
2018年夏モデルとしてドコモが発表した11機種のうち、最新鋭のSoCを搭載するハイエンドモデルは7機種に上る。クアルコムの「Snapdragon 845」をソニーのXperiaの3機種とサムスンGalaxy S9シリーズの2機種、シャープのAQUOS R2が採用。ファーウェイのP20 ProはHiSiliconの「Kirin 970」だ。
※フルディスプレイ/2眼カメラ/強力内蔵スピーカー……MWCの展示に見る「2018年スマホの売れ筋」
昨年からiPhone XやGalaxy Note 8など人気のフラグシップモデルが挙って搭載を始めたデュアルレンズカメラはソニーのXperia XZ2 PremiumとサムスンのGalaxy S9+、シャープのAQUOS R2のほか、ドコモオリジナル端末のdtab Compactが搭載。ファーウェイのP20 Proはトリプルレンズ仕様だ。
ネットワーク速度も5月からドコモが提供を始める「5CA(5つの周波数を束ねるキャリアアグリーゲーション)」により東名阪地域で794Mbps、その他全国地域で744Mbpsの受信時最大速度を実現していく。周波数の構成は「3.5GHz×2/2GHz/1.5GHz/800MHz」という内訳になる。
さらに1.7GHzの4×4MIMOを活用して、5月から受信時最大988Mbpsのギガビットクラスのネットワーク通信サービスも、エリアを東名阪の主要駅と東京ディズニーリゾート、ユニバーサルスタジオジャパンに限定するかたちでスタートする。周波数の構成は「3.5GHz×2/1.7GHz」の3バンドで256QAMの変調方式を使う。同じ機会に送信時(上り)のスピードも64QAMの変調方式を適用することにより50Mbpsから75Mbpsに向上する。こちらは5月末時点で429都市がサービスエリアに入る予定。
2018年夏モデルで5CA、ならびに988Mbpsの受信スピードに対応する端末はXperia XZ2 Premium、Xperia XZ2、Galaxy S9、Galaxy S9+、AQUOS R2とP20 Pro。送信時75Mbpsのネットワークにはこの6騎手のほかにXperia XZ2 Compactが加わる。
東名阪一部地域以外のエリアについては2018年夏モデルにより、受信時最大888Mbsp、送信時最大56.3Mbpsのスピードを目指す。