5世代目を迎えた「ZenFone」シリーズ
「ZenFone 5」はもともと、ZenFoneシリーズの初期モデルに付けられていた名前で、「5」という数字は約5インチの画面サイズを指すものでした。その後継機種として2世代目の「ZenFone 2」が登場し、以降「ZenFone 3」、「ZenFone 4」と世代を重ねて、「ZenFone 5」で第5世代目。今回の「5」は5世代目という意味です。事前公開されていた発表会のティザーサイトなどでも、#BACKTO5のハッシュタグで予告されていました。
見た目はiPhone Xにそっくりだが…
前世代の「ZenFone 4」では、シリーズ全モデルに2眼カメラを搭載するなど、カメラに注力していたASUSですが、今回もっとも大きな変更が加えられたのはディスプレイ。「iPhone X」同様、ベゼルギリギリまで画面とし、フロントカメラ部分を凹型に切り抜いたノッチディスプレイを採用しています。ノッチディスプレイは「iPhone X」のほか、同じ「MWC 2018」でフランスのメーカーWikoが発表した「Wiko View2 Pro」などでも採用。「ZenFone 5」のノッチディスプレイは19:9のアスペクト比や前面背面とも2.5Dガラスを採用したデザインなども含めて、「iPhone X」にとてもよく似た見た目になっています。
ただし「iPhone X」のディスプレイが約5.8インチなのに対して、「Zenfone 5」は約6.2インチ。画面の大きさやサイズ感は、同じく「MWC 2018」で発表されたサムスンの「Galaxy S9+」に近いイメージです。一方で重さは155gとなっていて、実際に持った感じも画面サイズに対して軽いという印象を受けました。