GLIDiCのイヤホンに女性向けのモデル登場
2017年12月から発売されている完全ワイヤレスイヤホン「GLIDiC Sound Air TW-5000」(以下、TW-5000)のラインナップに、既存のブラックとホワイトに加えて、女性向けのゴールドが追加されると発表されました。販売はSoftBank SELECTION取扱店(一部店舗を除く)やSoftBank SELECTIONオンラインショップで、SoftBank SELECTIONオンラインショップ価格は9,864円(税込)となっています。
最近ゴールド系のイヤホンに縁のあるわたくし。いち早く試す機会を得たので、使用感をお届けします。
ぱっと見は小ぶりの空豆にも似たTW-5000は、耳にすっぽり納まるサイズで、片側の重さは約5g。iPhone、Androidのどちらでも使えて、ケースからイヤホンを取り出すと自動的に電源が入ってペアリングモードになり、一度ペアリングして使うと、2回目以降は取り出したら自動的に接続します。
フル充電での充電時間は約1.5時間、音楽再生/通話時間は約3時間、充電用ケースを使うと約10時間となっています。3サイズ分のイヤーピースが付属します。
コンパクトだけど、機能的
そんなTW-5000。使用感は上々でした。まずやはり色が落ちついていていいです。ガジェット感が薄く、充電ケースもジュエリーケースのようなデザインにするなどのこだわりが感じられました。ここまで充電ケースに凝っているのも珍しいのではないでしょうか。
つるんとしたデザインで、ケースもかなり小ぶりなため、最初は取り出すのに少々苦労しましたが、コツを掴めば安心。親指で手前側から奥に向かって軽く押し上げると簡単に取り出せます。
耳に入れたら、後頭部に向かって45度回転させると耳の中で安定します。片側ずつペアリング完了の音声メッセージが流れればOKです。
さまざまな人の耳にフィットする有機的な曲線形状「Ultra Multi Fitting」が採用されているとのことで、耳に入れた状態での圧迫感はほとんどありません。耳にすっぽり納まるので仰々しさもないでしょう。一度だけしっかり納まっていなかったと思われるときに、転がり落ちたことがありました。フックはついていないので、耳に入れたらしっかり固定したいところです。
ノイズキャンセリング機能はないのですが、音はクリア。音質はさらりとした感じとでもいいましょうか。重厚感はないものの、音楽に、ラジオに、語学学習にと幅広く楽しめます。イヤホンはイヤーピースの材質を変えただけで聞こえ方が変わるので、気になる方はお試しください。
嬉しいのは、スマートフォンを取り出さなくても、イヤホン本体だけで再生、停止、次の曲、前の曲、といった音楽プレーヤーの操作や、電話を受ける、通話終了、着信拒否などの通話操作、音量調整が完結すること。本体のやや盛り上がっている部分がボタンになっており、左右のボタンそれぞれに機能が割り当てられています。
どちらでも同じ操作ができるというわけではないので、使い始めは慣れが必要。できればどちらでも同じ操作ができると、片手が塞がっているときに便利だろうなと思います。
それでも耳だけで操作ができると買い物の支払い時など、一時的に止めたいときに便利ですし、停止と再生を頻繁に行いそうな語学学習もストレスがありません。音声アシスタントはSiriにのみというのは残念ですが、音声アシスタントをほとんど利用しないなら問題ないでしょう。
何より自分にしっくり馴染みやすいカラーリングと優しい手ざわりがナイス! ガジェット感が薄らいでいて、おまけに操作機能付きで1万円を切るというお値段にはちょっと驚き。最近は完全ワイヤレスイヤホンの種類がとても多いので、選ぶのに悩んでしまいそうですが、懐にも優しく、完全ワイヤレスイヤホンデビューしようという女性にぴったりといえましょう。
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