CentOS 7のサポートは今月(2024年6月)末で終了に。SUSEが来月以降もサポートを継続する「SUSE Linux Liberty Lite for CentOS 7」発表

2024年6月19日

CentOSは無料で使えるRed Hat Enteprirse Linux(RHEL)互換OSとして広く使われてきましたが、2020年12月にCentOS ProjectがCentOS8のサポートを2021年12月末で終了し、CentOS Streamと呼ばれる新たなプロジェクトへ移行することが発表されました。

Cent OS 7の開発元によるサポートも今月末(2024年6月30日)で終了となり、今後はCentOSのオフィシャルなセキュリティパッチの提供は行われなくなります。

これに対応するため、現在ではさまざまなLinuxOSベンダやサードパーティが、CentOS 8やCentOS 7の後継OS、延長サポートなどの提供を開始しています。

まだこれらの対応を済ませていないユーザーは、今月中にCentOS 7から別のOSへ切り替えるか、サードパーティが提供する延長サポートを利用するか、などの決断を迫られているのです。

来月以降もCentOS 7をサポートする安価なパッケージ

SUSEも2022年4月に、CentOSを含むRHEL、SUSE Linux Enterprise Server(SLES)に対応するサポートプログラム「SUSE Liberty Linux」を発表し、CentOSのサポートビジネスに参入しました。

参考:SUSEがRed Hat Enterprise LinuxとCentOSにもテクニカルサポートやパッチを提供。「SUSE Liberty Linux」プログラムを発表

そして今回、CentOS 7のサポートにフォーカスした安価なパッケージ「SUSE Linux Liberty Lite for CentOS 7」を発表しています。

価格は100サブスクリプション当たり2500ドル。1000サブスクリプション当たり2万ドル。現時点で、2028年6月30日までCentOS 7のサポートが行われる見通しです。

同社のSUSE ShopもしくはAWS Marketplaceで申し込み可能です。

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