Docker専用の軽量Linux OS「Red Hat Enterprise Linux 7 Atomic Host」正式版がリリース。Docker、Kubernetes、etcdなどを統合

2015年3月9日

Red Hatが開発していたDocker専用の軽量Linux OS「Red Hat Enterprise Linux 7 Atomic Host」の正式版のリリースが発表されました

Red Hat Launches Red Hat Enterprise Linux 7 Atomic Host, Advances Linux Containers in the Enterprise | Red Hat

Red Hat Enterprise Linux 7 Atomic Hostはその名前通り、Red Hatがエンタープライズ向けにDocker利用を想定して開発したOSです。Red Hat Enterprise Linux 7からの派生OSであり、Docker上でアプリケーションを実行することに最適化され、それ以外の余計な機能をそぎ落とした軽量化が行われています。

アプリケーションはDockerコンテナとして実行するためパッケージを追加するためのyumコマンドはなく、Docker Enginおよびその管理フレームワークであるKubernetesも統合、etcdを採用し、Dockerクラスタのオーケストレーション機能を含んでいます。

プレスリリースによると、Red Hat Enterprise Linux 7 Atomic Hostの特長は以下の通り。

Atomic updating and rollback
容易なOSのアップデートとロールバック

Container images in docker format
Dockerコンテナ上でアプリケーションを実行可能

Certification and support
Red hatによる認証とサポート

Container orchestration at scale
Kubernetesによる大規模分散アプリケーションの管理

Support for super-privileged containers
通常よりもコンテナからホストOSを柔軟に呼び出し可能なコンテナ機能搭載

Application portability across the open hybrid cloud
VMwareやHyper-V、AWS、Google Cloud Platformなどさまざまな環境で稼働

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