ホテルパームロイヤルNAHA 先駆的施策で沖縄観光立県に寄与

髙倉コーポレーションが経営する「ホテルパームロイヤルNAHA国際通り」は、開業以来、先駆的取り組みを強みに成長を続けている。沖縄県の15以上の組織の要職も兼務する代表取締役社長の髙倉直久氏が、自社だけでなく沖縄の観光立県に寄与するために掲げる行動理念や経営戦略について語った。

 

髙倉 直久(髙倉コーポレーション 代表取締役社長)

夏場の需要落ち込みを
業態転換により好転

沖縄県那覇市随一の繁華街、国際通り。観光客が行き交うにぎわう通りから一歩入ったところにあるのが、2005年開業の「ホテルパームロイヤルNAHA国際通り」だ。風に揺れるパームツリーとシーサーがリゾート感たっぷりに迎えてくれるエントランスからして印象的だが、その始まりはビジネスホテルだったという。

アーバンシティリゾートホテルへと転換したことで業績が好転

「沖縄のホテルは夏場が稼ぎ時だと思われがちですが、ビジネスホテルはどうしても夏の需要が減ってしまい苦戦していました。そこでシングルルーム2室を1つにする改装を行い、ツインルームを増設するなどして、観光ファミリー層の集客を図ったことが成功。室単価や夏場の稼働率を上げることができました」と話すのが、代表取締役社長で総支配人を兼務する髙倉直久氏だ。ビジネスホテルからアーバンシティリゾートホテルへと舵を切り、2018年には大浴場を併設した新館RAMタワーを開業し、翌2019年に那覇の都心部で唯一の地上一階に屋外プールとプールサイドバーをオープン。2025年の開業20周年に向けて、ますます勢いに乗っている。

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