温泉好きのお湯

関東近郊を巡る、静かな温泉旅。今度はどこへ行こうかな。

伊豆長岡温泉 実篤の宿 いづみ荘にひとり泊、子連れ泊('22他)

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静岡県の伊豆長岡温泉。源氏山を挟んで多くの宿があります。

今回の「実篤の宿 いづみ荘」には、過去に日帰り入浴でお風呂に入ったことがあります。

多くの宿がある中で、自家源泉を使っているのと、文豪の泊まったという歴史のありそうなところが良さそうに思い、ここで日帰り入浴をしたのでした。

大きなお風呂を満喫し、宿の雰囲気も良かったので、まず2021年に素泊まりで1泊しました。

2021年当時、予約サイト上では、ひとり旅プランは素泊まりしかなかったのです。

食事つきでも泊まってみたいと思い、1年後に家族旅行でも1泊しています。

なお、2022年9月現在は、1名で食事つきで泊まれるプランがあります。

(2021年7月,2022年7月宿泊)

建物と部屋

伊豆長岡温泉へは、伊豆箱根鉄道の伊豆長岡駅からバスで向かいます。

ちょうど宿の目の前にバス停があり、バスを降りてすぐチェックインできました。

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検温してから、仲居さんに案内されて靴のままエレベータで3階へ上がります。建物は4階建て、それなりに広そうな旅館です。

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一般客室

ひとり泊の際に案内されたお部屋は6畳の和室。おそらくは一人用のお部屋でしょう、他の部屋はもっと広いようです。

お部屋に上がると、仲居さんが氷水を持ってきてくださいました。

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布団は、夕食を食べに外出している間に敷いていただきました。

「実篤の宿」なので、宿のいたるところに、武者小路実篤の絵や文章などが飾られています。この部屋にも。

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トイレと洗面所は、ビジネスホテルのようなユニットバスについています。

冷蔵庫には、瓶ビールなどの「先客」がいました。朝になると自動で施錠されるタイプの冷蔵庫でした。

金庫はちょっと変わっていて、これはもしかしたら、元々お風呂の脱衣所にあった「貴重品入れのロッカー」だったのかも知れません。

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開春楼の間

家族旅行で泊まった時に案内されたのは、3階の奥にある「開春楼の間」。

12.5畳+10畳のとにかく広いお部屋です。洗面所の脇にはお風呂もありました。トイレは男性用のトイレと洋式トイレの2つ。

その他館内

荷物を置いてひと風呂浴びてから、館内を散歩してみました。

ロビーが広くて落ち着きます。ロビーの脇には売店があり、瓶の牛乳や伊豆のお茶、ご当地のお土産や実篤グッズが売られています。

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売店の奥にある通路を進んでいくと「武者小路実篤文学館」があります。照明が消えているので、つけて入ります。実篤に関する資料が展示されていました。

他にも、大きな宿によくありそうな古びたゲームコーナーがあったり、あちこちにレトロ感がありました。

屋上には子供用の小さなプールがあり、夏の期間は利用できるようです。

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温泉と風呂

いづみ荘の温泉は、伊豆長岡温泉で一番最初に発見された「1号温泉」。いずみ荘自体、伊豆長岡温泉で最も古い宿なのだそうです。

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大浴場は男女別の内風呂と、その先に露天風呂があります。21時で男女のお風呂が入れ替わるので、両方のお風呂に入れます。

また、貸切風呂も3つ用意されていました。

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銘石岩風呂・野天風呂寝ころびの湯

こちらが男湯(21時以降は女湯)。

脱衣所に向かうと、日帰り入浴のお客さんが来ていました。地元の方も多く入りに来ているようです。

脱衣所にも、実篤の絵や言葉が飾られています。

お風呂はかなり広い岩風呂。全国各地の石を集めてきて造ったという、なかなか豪華。

そこそこ適温で、湯口から遠いところは少し温度が下がって入りやすくなっていました。

実篤文学の内湯・庭園露天風呂

こちらは女湯で、21時以降は男湯になります。脱衣所にはベビーベッドもありました。

少し前にリニューアルされたようで、以前は内風呂は檜風呂だったようですが、今は石のお風呂になっています。

もう片方のお風呂ほど広くはないにしても十分大きな内風呂で、その先にある露天風呂もゆったり。

内風呂には実篤の言葉が飾られていました。露天風呂の岩にも実篤の言葉が刻まれています。

貸切風呂

いづみ荘には3つの貸切風呂があります。

  • 「はいから浴場」
  • 「ハーブの湯」
  • 「もぐら風呂」

宿泊した時は「もぐら風呂」はあいにくお休みでした。

それぞれ40分の貸切風呂(無料)で、チェックインの際にフロントで時間を予約します。もし空いていれば、複数回予約できるようでした。

はいから浴場

はいから浴場は1階にあります。予約の時間にフロントに行き、鍵を受け取ってはいから浴場へ。

何が「はいから」なのかは分かりませんでしたが、脱衣所にソファがあり、お風呂はジェットバスになっていました。そこがはいからなのかな・・・

と思って宿のホームページを見たところ、大正ロマンをイメージしたお風呂だったようです。

ハーブの湯

ハーブの湯も1階にあります。はいから浴場のお隣です。

脱衣所にハーブの香りがしていました。

お風呂は露天風呂になっています。はいから浴場よりも小さめのお風呂で、そのせいか、温度は、はいから浴場より熱めになっていました。

もぐら風呂

こちらはお休みだったので利用していませんが、入口は1階の岩風呂(男湯→女湯)の脇にあります。

食事

お食事は夕食も朝食も、2階でいただきます。

プランによって、食事場所が大広間か個室になりますが、今回は子連れだったので個室でいただけるプランにしました。

夕食

奥のほうのお部屋に案内されます。以前は客室だったのでしょうか、トイレと洗面所もあるお部屋で、テーブル席に座ります。

今回は静岡育ちの和牛のサイコロステーキがある「グルメコース」を選びました。他にも、海の幸中心にいろいろプランが用意されています。

別注料理とドリンクのメニューも豊富にあり、この時は静岡県の地酒をいくつか注文しました。「正雪(静岡市)」「臥龍梅(静岡市)」「開運(掛川市)」。

その他、お造り、烏骨鶏のスープ、あわびのグラタン、鮎の塩焼き等々、順番に運ばれてきます。

コロナ禍を受けて「免疫効果が高く、腸内環境を整えるとされる食材を使ったメニューに刷新」したそう。

確かに健康的なメニューで重たいものもなかった気がします。

ちなみに子供用のメニューは大人と大差なく、少し品数が少なくなっていて、茶わん蒸しが追加されていました。

最後に、かにちらしとお味噌汁、デザート。すっかり満腹です。ごちそうさまでした。

夜に、ロビーでところてんの無料サービスがあったのですが、お腹がいっぱいで断念しました。。

朝食

朝も同じお部屋でいただきます。

伊豆の温泉宿に行くと、あじの開きが朝に出てくることが多いのですが、いつ食べても美味しいですね。

なお、朝はロビーでコーヒーが用意されています。

セルフで入れて、中庭を眺めながらロビーでゆっくりいただくことができました。お部屋に持ち込んでも良いそうです。

そしてコーヒーカップも、実篤の絵が描かれていました。

個人的感想

部屋数は40ほど、比較的規模の大きな宿でした。

個人的にはもっと規模の小さい宿が好みなのですが、以前立ち寄り湯で利用してから何となく気になっていて、このたびゆっくり泊まってみた次第。

館内はきれいで、程よくレトロ。お風呂も大きく、貸切風呂もあり。お休み前の平日だったこともあり、ゆっくり過ごせました。

以前は、ひとり泊可能なプランは素泊まりしかなかったのですが、2022年9月現在は、1名の食事つきプランもネット上で予約できるようになっています。

 

アクセス

鉄道・バス

伊豆箱根鉄道駿豆線「伊豆長岡」駅から伊豆箱根バスに乗り10分、「温泉場上」バス停下車すぐ。

JR東海道線「沼津」駅からもバスが出ています。

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車

東名高速道路「沼津」インター、もしくは新東名高速道路「長泉沼津」インターから、伊豆縦貫自動車道経由で約30分。

関連リンク

近くの宿の宿泊記録

www.onsen-oh-yu.com

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この宿が出てくる旅行記

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公式サイト

www.saneatunoyado.com

さて、今度はどこへ行こうかな。