10月24日(木)、町田キャンパスにて、国内留学派遣学生の成果発表会および国内留学支援奨励金目録の授与式が行われました。
国内留学とは、単位互換協定を結んでいる沖縄・北海道の大学に1年または半年間留学し、そこで修得した単位を桜美林大学の卒業に必要な単位に参入できる『単位互換プログラム』で、実際に現地で暮らしながら、正規生や他大学からの国内留学生と一緒に学ぶ、桜美林大学生のための交換留学制度です。
今回、国内留学制度を活用して沖縄県にある名桜大学に留学をしたのは、リベラルアーツ学群3年生の高橋優花さん。高橋さんは、多文化共生プログラムでの授業や地域サービスラーニングの授業である「沖縄学入門」を履修し、自分自身のルーツが沖縄にあるものの、離婚率の高さや母子家庭の多さなど現地の社会情勢や歴史などについては知らないことが多かったため、もっと現地で学びを深めてみたいと思い、国内留学への参加を決めました。
名桜大学での学びで特に印象に残った授業は、「沖縄の現代史」で、米軍関係の課題が多く残る沖縄の負の歴史や戦争が残した負の遺産について深く学ぶことができたといいます。また、課外活動ではボランティアサークルに所属し、学校教育の中では体験できない内容の濃い平和学習を受講した上で、遺骨収集にも参加しました。
平和学習で訪れた黎明之塔
平和学習での気づきなどをメモ
休日を利用して、スキューバダイビングのライセンスを取得
今回、国内留学に参加してみて高橋さんは、「実際に沖縄の大学で現地の学生たちと共に学び、活動し、生活をしたことにより、観光で沖縄に訪れることと実際に住んでみるのとでは、経験できることが全く異なることを実感し、大学卒業後に就職して、自分自身のルーツでもある沖縄に住むかどうかを判断する良い機会になりました。また、現地での平和学習は、学校教育で行われるものとは内容が大きく異なっており、この平和学習を通じて戦争のない平和な社会を望む気持ちが強くなりました。沖縄は観光で行くことでも楽しむことができますが、実際に住んで、生活をしてみないとわからないことも多くあるので、少しでも沖縄に興味がある人は是非参加してほしいと思います」と話しました。
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