其中館にある「桜美林資料展示室」が、12月20日(月)からローズホール(研究棟A)へ移転しリニューアオープンします。移転作業最終日の12月11日(土)、博物館学芸員課程を履修する学生らが最後の仕上げに展示品を等間隔に並べ、資料の整理、ショーケースの拭き上げまでを行いました。
資料展示室は、2008年12月にオープンし、崇貞学園にはじまる桜美林学園の歩みを資料で学ぶことができる展示室です。博物館学芸員課程の学内展示実習でも活用されています。
新たな展示室は、桜美林学園の歴史資料を展示する展示室のほかに、鶴田文庫コーナーや実習展示コーナーの新展示室も開設されました。鶴田文庫とは、博物館学研究の第一人者である鶴田総一郎氏の文献コレクションです。ご遺族の方のご厚意で段ボール箱250箱分の資料が寄贈され、その一部が展示されています。実習展示コーナーでは、博物館学芸員課程講義内の学内実習「私の博物館」と「博物館における広報活動の実務」の成果物が展示されます。
移転後の展示室は、「Ⅰ学園の歴史資料」「Ⅱ学園創立者・清水安三先生と郁子先生」「Ⅲ崇貞学園と初期の桜美林学園」「Ⅳ拡充期の桜美林学園」「Ⅴ部活動で活躍する桜美林」「Ⅵ生まれ変わる桜美林」の6つの構成で展示。数ある資料の中から、テーマに沿った展示物を選定したのは、博物館学芸員課程を履修する学生たち。移転作業に携わった渡邊花さん(リベラルアーツ学群・3年)は、「学園史資料に触れる機会は授業以外にないので、自分の手で資料を分類し展示する経験はとても貴重な機会となった。また様々な資料を見ることで、清水先生や学園の背景をより深く知ることができた」と笑顔を見せました。
今回展示されたのは、清水先生が実際に使っていたとされる印鑑や手書きの原稿、着ていたコートと杖など清水先生に関連するものから、学園の変革を表現した幅広い年代の大学案内のパンフレットや生徒募集のチラシなど。また近年の部活動の躍進を紹介するコーナーでは、桜美林高校が甲子園に初出場で初優勝したときの新聞記事、第47回明治神宮野球大会準優勝カップや、首都大学野球リーグ優勝カップ、佐々木千隼投手の千葉ロッテマリーンズ入団記念サイン入りTシャツなどがあり、世界大会で優勝を果たしているソングリーディング部の優勝トロフィーなども見学できます。
すでに13日(月)から展示内容をリニューアルし、プレオープンを始めています。
是非ご来室いただき、100周年の節目に学園の歴史に触れてみてください。
桜美林資料展示室 開館スケジュール
プレオープン期間 | 12月13日(月)~12月17日(金) |
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リニューアルオープン | 12月20日(月) |
開館時間 | 平日10:45~15:45 |
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