立民の鹿児島県議が離党意向 川内県連代表の運営に不満
立憲民主党鹿児島県連の安楽英美県議(鹿児島市・鹿児島郡区選出)は7日、県庁で記者会見し、川内博史県連代表の県連運営に不満があるとして、離党する意向を明らかにした。離党届を4日付で県連に提出し、受理された。
安楽氏は、離党の理由として、県連の役員人事について事前の連絡や相談がなかった▽昨年7月の知事選で自身の意向に反して県連が伊藤祐一郎氏の推薦を決めた▽旧国民民主党の県組織との合流協議が長期化した-ことなどを挙げた。
安楽氏は2019年4月の県議選に立民公認で出馬し、川内氏の支援を得て初当選した。安楽氏は「川内氏のおかげで今があるのは承知しているが、それ以上に苦しいところがあった。川内氏への信頼が失墜した」と話した。
川内氏は10月の衆院選で落選し、県連代表を辞任する意向を表明。県連は今月18日に設立大会を開き、川内氏の後任の代表を選出する。(片岡寛)