米アポロ・グローバル・マネジメント、米KKR、米ブラックストーン、カナダのブルックフィールド・アセット・マネジメントといったプライベートエクイティ(PE=未公開株)投資会社が低リスクの融資事業を強化している。銀行や社債市場が対応してきた企業の資金需要を取り込んでいる。
米ニューヨークに拠点を置くアポロは2日、自社融資事業の長期見通しを引き上げ、従来は年間1500億ドル(約23兆円)としていた新規...
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米大手投資ファンド、優良企業向け直接融資を拡大
米大手投資ファンドのアポロ・グローバル・マネジメント、KKR、ブラックストーンなどが優良企業に直接融資する「プライベートクレジット」を拡大している。金利上昇や景気減速の影響を緩和しようと新たな資金調達源を求める企業の需要を取り込む狙いだ。 プライベートクレジットは銀行や債券市場を避けて資金調達したい企業を支援する手法として急成長しており、6月には米通信大手AT&Tと電子決済のペイパルがこ
PEファンド運営会社、軸足は企業買収から融資に
世界各地の利上げでプライベートエクイティ(PE=未公開株)ファンドの運営会社が方針転換を迫られている。大手の一部は事業の軸足を大規模な企業買収からプライベートクレジット(ノンバンクによる融資)などに移しつつある。 10年にわたり過去最大規模の企業買収が続いたが、この1年は利上げのため買収はほぼ行われなくなり、多くのPEファンド運営会社は高値で買収した企業を抱えこむことになった。 この厳しい状況が
米PEファンド経営陣の持ち株、1年で6兆円の価値増加
米国の大手プライベートエクイティ(PE)ファンドに多額の資金が流入し、創業者や経営陣の持ち株の価値が2023年初から400億ドル(約5兆9600億円)以上増えていることが分かった。 ブラックストーン、KKR、アポロ・グローバル・マネジメント、アレス・マネジメント、TPGキャピタルの業績は予想外に好調で、株価は過去最高値に近づくか最高値を超えている。金利上昇の恩恵を受け、特に企業に融資するプライベ