米連邦準備理事会(FRB)は1月31日に開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利を23年来の高水準に据え置いた。FRBが3月にも利下げを実施するという市場の観測について、パウエル議長は「ベースケース(標準的なシナリオ)」ではないと語り、目先の利下げ期待を払拭した。
ここ数カ月インフレ率が低下したことで、市場ではFRBが今春に開く次回会合で利下げを決めるとの観測が強まっていた。FRB議長...
FRB、9月利下げの可能性表明 「インフレ抑制前進」
米連邦準備理事会(FRB)は、23年ぶりの高水準にある政策金利の据え置きを8会合連続で決めた上で、9月にも利下げを開始する可能性があると表明した。 「政策金利の引き下げは早ければ9月の次回会合でテーブルに乗る可能性がある」。パウエルFRB議長は7月31日の記者会見でこのように述べ、30〜31日に開かれた連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げに関する「本格的な議論」があったことを明らかにした。
FRB議長、インフレ抑制に「かなりの進展」と証言
米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は、インフレとの闘いというFRBの任務は「かなりの進展」を遂げていると述べる一方、23年ぶりの高水準にある金利の引き下げに動く前に「さらに良好なデータ」を求める考えも示した。 9日に公表された議会への書面証言で、パウエル氏はFRBがインフレ率を目標の2%へ下げようとするなか、米経済はバランスがとれた状態に戻りつつあると楽観的な見方を示した。 FRBが重視す
FRB、来年0.75%利下げの見通し 米株は史上最高値に
米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は13日、2年近くに及んだ金融引き締めをやり終えたという最も明確なシグナルを発した。2024年には利下げに向かうであろうとの見方を示したことで、借り入れコストが低下するとの見通しを好感した投資家から買いが入り、米株式市場でダウ工業株30種平均が過去最高値を更新した。 FRBは13日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利を22年ぶりの高い水準