別冊272 

勝つための知財経営戦略 2025年版

日経サイエンス編集部 編

2024年10月29日 A4変型判 27.6cm×20.6cm 104ページ ISBN978-4-296-11976-9

定価1,980円(10%税込)

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日本企業の間で知財戦略の重要性を再認識する動きが強まっている。経営層のほか、経営企画部門、各事業部門の担当者など、全社をあげて取り組むテーマとして知財戦略が関心を集めている。本書では、最先端の知財戦略を紹介すると同時に、知的財産に関する基本事項もまとめ、ビジネスパーソンに必要な情報をすべて提供する。また、日本企業が関心を持つ「攻めのオープンな知財戦略」についても分かりやすく解説する。2023年2月に刊行し好評を得た「デジタル時代の知財経営戦略」のアップグレード版。

日経サイエンス編集部 編

巻頭対談
お客様を乗せて自社の事業に運んでくれる。
攻めの知財戦略を「ビークル」として活かす

東京知財経営コンサルティング代表弁理士
戦略コンサルティング会社プリンシパル  林 力一氏
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日本経済新聞社 編集委員   渋谷高弘氏

Part1 デジタル時代の新たな知財戦略  取材協力/内閣府 知的財産戦略推進事務局

01 経済安全保障とグローバル知財戦略
02 SDGs、脱炭素技術の日本企業の知財戦略を探る
03 生成AIを巡る新しい知財ルール
04 エンタメ、コンテンツ市場で日本は知財強国になれるか?
05 稼ぐ力を高める地方の大学&スタートアップ
06 ビジネス・アーキテクト育成の現状
Column 日本企業の知的財産使用料の黒字幅が3兆円を突破

Part2 知財とは何か   取材協力/日本弁理士会 シクロ・ハイジア 代表取締役CEO 小林 誠氏

1 知的財産とは何か? 目に見えない経営資源
2 権利と保護の対象になる「 知的財産権」を知る
3 事業の拡大・開発前に 関連する権利関係を調べる
4 知的財産を守るために 権利を取得する手続きの仕方
5 拡大するコンテンツ市場と 著作権などへの対応に注意

Part3 攻めのオープンな知財戦略
  取材協力/
  東京知財経営コンサルティング 代表弁理士 戦略コンサルティング会社プリンシパル 林 力一氏  
  日本経済新聞社 編集委員 渋谷高弘氏

1 知財戦略で世界におくれをとる日本企業
2 攻めと守りの知財戦略
3 攻めのオープンな知財戦略とは何か
4 攻めのオープンな知財戦略の導入ステップ

Part4 IPランドスケープとアライアンス・M&A、資金調達
取材協力/日本経済新聞社 編集委員 渋谷高弘氏 シクロ・ハイジア 代表取締役CEO 小林 誠氏

1 「 IPランドスケープ」とは? 知財の分析・活用に必要な手法
2 IPランドスケープが解決する5つの経営課題
3 IPランドスケープを駆使する際の知財戦略の8つのポイント
4 M&A、アライアンスにおける知財が果たす役割と注意点
5 知財を活用した資金調達には情報の開示と丁寧な説明が不可欠
6 機関投資家による知財・無形資産への投資の現状と企業の課題

Part5 知財戦略の最新事例
CASE-01 ブリヂストン
90年以上培ってきたタイヤづくりとバリューチェーンの
“秘伝のタレ”を可視化して社会価値に変換していく

知的財産部門 部門長 荒木 充氏

CASE-02 旭化成
組織改編で変わった距離感とスピード感
知的財産活動を企業価値の向上につなげるストーリーを描く

研究・開発本部 理事 知的財産部長 倉谷益功氏

CASE-03 キヤノン
知財イニシアチブの結成をリードすることで
複雑化する知財の競争環境でも事業を守り抜く

常務執行役員 知的財産法務本部長 真竹秀樹氏

※本誌の情報や内容は、2024年10月16日現在のものです。