顕著な成績を残した関東の新人騎手に贈られる「民放競馬記者クラブ賞」(加盟13社)は長浜鴻緒騎手(19=根本)に決まった。
受賞理由は「着実に勝利を積み重ね、騎乗数も450回を超える信頼を得、関東新人騎手の中で優れた成績を収めたため」。
長浜騎手は「皆さまのおかげで、デビュー当初の想像より良い1年目でした。最初は最低10勝は勝ちたいと思っていました。今は勝つのは難しい事を知っている中で、確実に勝ちにこだわり、うまく乗れるようになりたいです。夏の北海道の競馬では、関西の同期が目の前でどんどん勝ち星をあげて、悔しくて良い刺激になりました。北海道で騎乗して、目標を高く持たねばと思いました。思い出に残った言葉やアドバイスは沢山ありますが、最近意識している事は『馬がいないと成り立たたない職業、馬のおかげであり、馬に敬意をもって接する』事です。最初から最後まで、気を抜かずに馬に接しなくてはと思っています。課題は、気持ちの切り替えです。反省や悔しがる事はレース終了後にして、同じレースは全くなく1つ1つ違いますし、その1つのレースで集中する。またドシッと気持ちを落ち着けて騎乗していきたいです。イメージと違う展開の時、逃げ馬で出遅れた時などでも、もっと落ち着いて、ならば違う作戦でと切り替えが必要だと感じています。人気薄の馬でも、全部のレースを勝つ気持ちで乗っています。来年は後輩も入ってくるので、抜かされるのは怖い。厩舎の方々にも信頼されたいですし、具体的な数字はないですが、できるだけ勝ちたいです。どんどん成長できるように頑張ります。応援よろしくお願いいたします」と喜びを語っている。