自民党の杉田水脈衆院議員が4日までにX(旧ツイッター)を更新。上川陽子外相の容姿や年齢をあげつらった自民党麻生太郎副総裁の発言について私見をつづった。

杉田氏は麻生氏が上川氏の容姿をやゆするなどした発言を撤回したとする記事を引用。「以前より、セクハラ等のハラスメントは『受けた人間が嫌だと思ったら成立する』という説明がずっとなされてきました。言われた本人がなんとも思わなかったら、そもそもハラスメントでもなんでもないのでは?」と疑問を呈し「とてもダブルスタンダード」と強調。「言われた発言に対する感じ方まで批判されるのは理解に苦しみます」とつづった。

麻生氏は1月28日の福岡県内での講演で、上川氏の手腕を高く評価する内容の話をする過程で、上川氏について「そんなに美しい方とは言わんけれど」「おばさん」などと発言。名字を「カミムラ」と間違える場面も多々あった。批判を受け、麻生氏は2日に「表現に不適切な点があったことは否めず、指摘を真摯(しんし)に受け止め、発言を撤回したい」とのコメントを発表した。

上川氏は1月30日の会見で、麻生氏の発言への受け止めを問われ「さまざまなご意見や声があることは承知しているが、どのような声もありがたく受け止めている」などと答え、直接の論評はしなかった。