小保方晴子ユニットリーダー(30)のSTAP細胞論文不正問題をめぐり理化学研究所が再調査を行わないと決めたことを受け、漫画家の小林よしのり氏は9日、自身のブログを通じて小保方氏に“国外脱出”を勧めた。

 一連の問題をめぐっては小保方氏擁護の姿勢をとっている小林氏。小保方氏が提出した研究ノートが不十分な内容だとして槍玉に上がっているが、小林氏は、「小保方さんの研究ノートがあんな少女チックな感じだろうということは予想していた。実験オタクなんだから仕方がない」と、独自の視点で養護している。

 今回、理研の決定を受け、「このままでは小保方さんのSTAP細胞の研究は『不正』ということになる。どうせ懲戒免職になるだろう」と小保方氏の行く末を案じた小林氏は、「小保方さんはハーバード大学のバカンティ教授の元に行くべきである」と、同論文の主要著者であり、論文の撤回に反対しているチャールズ・バカンティ教授のもとで研究を続けるよう提案。「STAP細胞の論文は取り下げなくてもいいが、日本での特許申請は取り下げて、アメリカで特許を取りなさい。STAP細胞が実在するなら、特許はアメリカに譲るのが筋である」と持論を展開した。

 さらに小林氏は、「カネになると思い込んだときだけ、小保方さんを利用して、馬鹿みたいに持ち上げて、まずくなるとポイ捨てする理研やマスコミがいる日本なんかに得させることはない」と、小保方氏を取り巻く現状に不快感を示し、「小保方さんは、チャンスの国・アメリカで存分に研究するべきなのです」と主張している。