メインイベントの6人タッグでプリンセス・オブ・プリンセス王者の渡辺未詩が風城ハル&凍雅と組み、瑞希&上原わかな&鈴木志乃組と対戦。

13分24秒、未詩がティアドロップ(ベアハッグの形から相手を肩に担ぎ、後方に倒れ込みつつ顔面から落とすその場式フェイスバスター)で志乃を仕留めて勝利した。

この試合は来年1・4後楽園大会で行われるプリプリ王座戦(王者・渡辺未詩VS挑戦者・瑞希)までの唯一の前哨戦。瑞希は未詩にエルボー、ドロップキック、フットスタンプなど渾身(こんしん)の攻撃を仕掛け続けたが、未詩はその瑞希をエプロンの上でジャイアントスイングで回すという荒技も見せた。

最後は未詩が瑞希に強烈なレーザービーム(胸元へのオーバースローチョップ)をお見舞い。その後、瑞希と志乃の2人をまとめて持ち上げて、ティアドロップでマットにたたきつけた。未詩はカットに入れなかった瑞希を眼光鋭く見下ろしながら、志乃を押さえ込んで3カウントを奪った。

バックステージで未詩はエプロンでのジャイアントスイングについて聞かれると「すごかったですか? バズりますか? 私は瑞希さんとの試合でもっともっといろんな人に見てもらえるような試合をして。そういう意味でもすごいプリンセスになりたいので、かわいいかわいい最強のプリンセスを目指して頑張ります!」と話して、1・4へ向けて意気込んだ。

一方の瑞希は未詩について「バケモノって一くくりにしたら多分嫌がると思うんですけど、美女と野獣を1人でやってるって感覚なんですよ。1人美女と野獣みたいな。未詩は見た目はプリンセスで立ってるんですけど、光あてたこの影はすごいバケモノみたいなイメージで」とあらためて「バケモノ呼ばわり」。その上で「対戦すればするほどプリンセスに見えてた未詩もバケモノにしか見えなくなってきそうで。当日、私は何を見てるのかワクワクします」と対戦を心待ちにした。