昨季ヤンキースでプレーしたのを最後に現役を引退したエリク・クラッツ捕手(40)が21日、アストロズ以外にも同様のサイン盗みを行っていた球団があると暴露した。ヤンキースの中継テレビ局YESネットワークのポッドキャストに出演し、その1つがロッキーズであると名指し。「彼らはテレビからサインを解読してマッサージガンで金属製のベンチをたたき、打者にサインを伝えていた」と明かした。

アストロズは17、18年に電子機器を使用してサインを盗み、ごみ箱をたたいてサインを伝えていたことが発覚。大リーグ機構から処分を受けている。クラッツ元捕手は「その同時期にロッキーズもほぼ同じことをしていた。あの球団には知り合いもいないので、ぶっちゃけるよ」と話し「最近、よくワールドシリーズに進出している某チームも、同じようなことをしていた」と、さらに別の球団の不正にも言及した。

クラッツ元捕手はメジャーで主に控え捕手として11年プレーし、9球団に所属。ブルワーズに所属していた18年にはポストシーズンに進出し、ロッキーズ、ドジャースと対戦した。