【契約更改2024全文・楽天小郷裕哉】チーム内ライバル明かす/6600万円
楽天の顔に成長した小郷裕哉外野手(28)が、さらなる飛躍を目指します。
6年目の昨季は主に1番打者としてプレーし、12球団唯一の全試合フルイニング出場を達成しました。安打数145と盗塁32はともに自己最多をマークし、リーグ2位。今季はその2つのタイトルに照準を合わせつつ、OPS(出塁率+長打率)を重視して優勝の原動力となる覚悟です。
昨年12月の契約交渉では、3500万円増の年俸6600万円(金額は推定)でサイン。契約更改後の一問一答です。
プロ野球
◆小郷裕哉(おごう・ゆうや)1996年(平8)8月3日生まれ、岡山県出身。関西、立正大を経て18年ドラフト7位で楽天入団。公式戦初出場は19年5月19日ロッテ戦。24年は143試合で145安打、打率2割5分7厘、7本塁打、49打点、32盗塁。通算成績は391試合、300安打、打率2割5分3厘、25本塁打、122打点、54盗塁。178センチ、85キロ。右投げ左打ち。
「まあある程度、こんくらいかなという金額」
―サインは
しました。
―金額は
村林の旧背番号(66)くらいです。
―予想は
まあある程度、こんくらいかなという金額です。
―球団からの今季の評価は
まずはフルイニングで完走したことをすごく感謝されました。
ただ、成績の部分では、もっともっとできるんじゃないかということも言われたので、来年、期待に応えられるようにという思いと、あとチームの順位も考えて来年はやってくれと言われました。
―その言葉を聞いて
去年までは自分の立場も確立されていなかったので、自分のことだけ考えてやってたんですけど、来年からはやっぱりチームを引っ張っていくぐらいの気持ちでやっていきたいと思います。
―球団への要望は
(楽天)モバイルパークはパ・リーグで一番ホームランが出ていないので、テラスを作ってくださいって言いました。
―球団の反応は
結構、いろんな選手からもあるみたいで、ピッチャーの方には申し訳ないですけど、できたらお願いしますと。
全試合フルイニング出場「シーズン途中から」目標に
―12球団唯一の全試合フルイニング出場
去年の今頃は全然そういうのは想像していなかったので、いざ達成できたときはすごい達成感はありましたし、今後も可能なら続けていきたいなと思います。
―1つの目標としていたのか
シーズン途中ぐらいからですね。
―なかなか誰でもできるわけではない
僕の選手としての価値も上がりますし、そういう面ではすごくうれしく思います。
―安打数と盗塁数でリーグ2位
やっぱりそこは全試合出ているからこそ伸びてくる数字だと思うので、僕もレギュラーになりたいと思って、もっともっと上の数字を目指していたので、今年初めて1年間やってみて、もう少しできたかなと思いますけど、その中でけがなくできたので、そこは良かったと思います。
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