永田町の裏を読む
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トランプ次期米国大統領が「金正恩の嘆き」に飛びつく可能性
先週、朝鮮総連の旧知の元幹部と懇談する機会があったので、来年は早々に朝米首脳会談を実現し、その場で金正恩からトランプに「朝鮮半島の和平と非核化を実現しノーベル平和賞をもらおうじゃないか」と持ちかける…
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石破茂の持論「アジア版NATO」構想は、発想が冷戦時代の古式蒼然たる遺物だ
政治家の言動やそれについてのマスコミの報道・論評を見ていて、基礎的な概念のレベルで整理がつかずに混濁してしまって、何を言っているのか分からないようなケースが少なくないことに驚く。最近の一例は、石破茂…
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自民-立憲「大政翼賛会」への最大の対案は「石橋湛山主義」政権だ
石破茂首相の少数与党政権が早晩、運営に行き詰まるのは目に見えていて、早ければ来年3月末に衆院で来年度予算案が通るか通らないかという問題として現実化する。それは分かりきっているから、自民党としては国民…
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衆院選比例票「現状維持」の立憲民主党が今後の選挙で増勢を維持するかは微妙だ
総選挙を経て各政党の盛衰の分かれ方がだいぶはっきりしてきた。「衰」の度合いを比例代表の得票数・得票率が前回2021年総選挙からどれだけ減ったかで見ると、ワースト第1位は自民党で533万票(7.9ポイ…
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衆院選は自民に落とし穴…「単独過半数」未達なら石破首相は袋叩き
さあ、総選挙である。選挙結果を見る上で必要な数字を改めて確認しておくと、衆議院の定数は465議席なので、過半数は233議席。自民党の「解散時勢力」は256議席、公明党は32議席、合わせて288議席な…
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岸田前首相は自民党総裁選「影の主導権争い」を制した
自民党総裁選の一皮めくった裏側は、元首相級の長老たちによる「キングメーカー首座」をめぐる争いで、今回は麻生太郎×、菅義偉△、岸田文雄〇で決着した。こういうこと自体が見苦しいし、世代交代を妨げるという…
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安倍政権の“生みの親”野田立憲では政権交代は起きない
このことは実は本欄で今までに2回も書いているが、あえてもう一度書かせていただく。私が野田佳彦だけは立憲民主党にせよ何にせよ、旧民主党の系譜を引くリベラル政党の責任ある立場に就かせるべきでないと考える…
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自民党総裁選と立憲民主党代表選で「刷新感劇場」を演出する偽者を見抜くべし
国民から見て、自民党の総裁選と立憲民主党の代表選に共通するテーマは、2012年12月に発足して8年近く続いた第2次以降の安倍政権とその模倣的追随者でしかなかった菅義偉、岸田文雄の両政権をも合わせた合…
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自民党総裁選ではクーデター並みの「世代交代」が起きる可能性
自民党総裁選は11人も名乗りを上げていて、誰と誰が何を巡って争おうとしているのかさっぱり分からない。ベテランの政治部記者に聞くと、「こういう時のひとつの整理の仕方は年齢別で大ざっぱにグループ分けして…
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自民党総裁選はコップの中の「濁水」かき回しの様相だ
お盆が明けると、9月の自民党総裁選まで1カ月、ついでにと言っては失礼だが立憲民主党代表選も同時期に重なってくるので、政局は一気に動き出す──というのが政界常識だが、それにしては「嵐の前の静けさ」なの…
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悪玉扱いの「小選挙区制」は、まだまだいくらでも面白くできる
自民党も立憲民主党も、9月の総裁選・代表選を目前にして、いまだに何を争点にして誰と誰が競うのかの構図が見えてこない。与党と野党それぞれの第1党が共にそんなありさまであることが、日本政治の劣化の深刻さ…
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東京都知事選での蓮舫陣営の戦略・戦術はあまりにも貧困だった
東京都知事選を見ていてつくづく思ったのは、蓮舫を支えた立憲・共産両党を中心とする陣営の戦略・戦術のあまりの貧困である。 戦略面では、小池百合子現知事の後ろにいるのが自民党であり、その自民党は…
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「泉おろし」は必至…立憲民主党代表選は「旧世代」に大政奉還するしか手はなし
いよいよドン詰まりに追いやられている岸田文雄首相が、9月の自民党総裁選で再選を果たす秘策はあるのか、ということばかりが政治面を賑わしているけれども、野党第1党の立憲民主党も同じ9月に代表選を迎える。…
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裏金事件の陰で進む「戦争ができる国」のための国権強化策
マスコミは、政治資金規正法の抜け穴封じをめぐる岸田政権のドタバタばかりを面白おかしく取り上げているが、その陰で変な法律が次々に国会を通過しつつある。その一つは、食料有事法、正式には「食料供給困難事態…
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食料自給率向上よりも「食料安全保障」を優先する論理的混乱
「基本法」と銘打った法律は現在数十件あり、教育、環境、科学技術、知的財産等々の分野ごとに最も大事な考え方と政策の方向を定めていて、憲法に準ずるといわれるほどの重要な位置付けを与えられている。その一つで…
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立憲民主党が支持率トップも…岸田政権に「アソウ化」「スガ化」が起きない理由
自民党のベテラン秘書氏に言わせると、5月20日付毎日新聞の世論調査結果は「なかなか衝撃的だった」。内閣支持率が前月に比べてさらに2ポイント下がって20%で、いよいよ10%台に突入かというところまでき…
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衆院補選で「これで終わった」と思える3つの“勢力”
4月28日の衆院3補選を経て、「ああ、これで終わってしまった(のかなあ?)」と思えるものが3つある。 第1に、小池百合子。乙武洋匡という有名人カードを持ち出して東京15区で自民・公明両党の支…
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岸田首相が「社会問題」と位置付けた“花粉症撲滅”政策の見当外れ
通称「ハクション議連」、正式名「花粉症対策議員連盟」には与野党150人もの議員が参加し、岸田文雄首相も昨年の国会答弁で「もはや我が国の社会問題」と位置付けたこの問題の対策に取り組んでいる。具体的には…
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馬鹿なのか利口なのか…岸田首相の明暗を分ける衆院3補選の行方
岸田文雄首相は「バカなのか利口なのか」が近頃の永田町内の話題である。この言い方は乱暴すぎるので、もう少し丁寧に言うと、これだけ支持率が下落し、いつ内閣が倒れてもおかしくない状況だというのに、あのよう…
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真面目で政策通だが…「いい人」石破茂元幹事長の弱さの根源
石破茂・元自民党幹事長の講演を聴く機会があった。私が長年お付き合いいただいている「浅草おかみさん会」の会長の冨永照子さんが「岸田はもう見ちゃいられないよ。石破に総理になってもらおう」と言い出して、3…