中岳温泉（なかだけおんせん）＊北海道上川郡東川町大雪山中

夏のさわやか北海道❣

青空のもと、一面のお花畑と山中の野湯を想像してた～！

のに。

2023/7/17、早朝am5:30　旭岳ロープウェイ麓駅

ロープウェイ料金って意外と高いのねん…。往復で3,200円。

7月の三連休最終日にも関わらず、まったくもって人が居ない…！

早朝だってこともあるけど、何よりこの…

クラウディスカイ(笑)

　

飯出隊長も「…。」って感じ。

ロープウェイの外は真っ白！

 

姿見駅、到着するも当然のごとく中はガラガラ。

「おかしいなぁ…山のぼるのに雨降ってるなんて、お初なんだけど…」と

ブツブツいぼくりながら、とりあえず初志貫徹！

歩いてしか行けない温泉＝中岳温泉へGo！

（けど今回ばかりは、このお天気で良かったのだ、と最後に察する…）

 

今回のご一行様は6名様。

【健脚なガチ登山組】沙織さん、大悟さん、まめたさん、鹿さん

→彼らは姿見駅から右回りで北海道最高峰旭岳→間宮岳→中岳温泉♨へ。

【中岳温泉直行組】

→お天気悪いから、と付き合ってくださった飯出隊長と私は、

　左回りでのんびりお花畑のなかをただひたすら中岳温泉を目指して。

向こうは雪渓、

手前はエゾツガザクラ（ピンク）と、アオノツガザクラ（黄色）

見渡す限り一面のチングルマ！

夏の登山って、太陽じりじりのなか汗だくで登るか、

このウェッティでクラウディななか、しっとり登るか…　

どっちもどっち！？

（でも本当は晴れてたほうが景色もいいし、気分も違うよね…）

↑↑この私の格好、ナメてるでしょ！？(笑)

この白いポンチョだって、鹿さんから借りてるしｗ

山温泉で雨なんて、今まで一度も遭遇していないもんだから、

ちゃんとした雨具を持っていなくて全くの軽装備！

 

見かねて…　沙織さんが貸してくださった、この『山と道』のパンツが…

薄いのにあったかくて防風・防水で、

さすがの私でも、「これ、マジ凄い…！」と思った御品。

のちに調べたら、売値確か〇万円くらいする品物だったけど、

所謂「ガレージブランド」※と呼ばれる代物で、クオリティの高さは折り紙付き。

※「ガレージブランド」…小規模な個人事業などによって作られる、上質でオリジナリティに溢れたアイテムを販売するブランドです。大量生産にはないこだわり抜いた素材やデザイン性が魅力で、コアなアウトドア愛好家の間で近年注目されています。

www.yamatomichi.com

沙織さん、その節は本当にありがとうございました🙇‍♀️💦

 

山の事故ってリアルにあることだし、

こういう優れたグッズで身を守る＆快適さが続くなら…　

きっとお釣りがくるのだと思います。。

 

チングルマの花々はどこまで行っても続く…。

↓イワブクロ

 

たまに、エゾコザクラ🌸

 

エゾツツジ、かな…？

↓エゾノツガザクラ

 

黄色い大きな花、見つけた！　

エゾノリュウキンカ

そしてこのあと、霧の中に…

中岳温泉、見えた！！

ここまでで約2時間半（ゆっくり歩いて）

湧いてる、湧いてる！！

湯舟は適温42度くらい。

あちこちからぶくぶく…とお湯が沸いているのが分かる◎

湧出口のほうに行くと、50度くらいの温泉がぶくぶくと…

youtu.be

当たり前だけど、【健脚なガチ登山組】より早く中岳温泉に着いたので、

彼らが来る前に、環境整備なぞ…♨

↑↑普段はこんな感じで、手湯や足湯に使われるような憩いの場所。

そこを…　（肩まで(笑)）浸かれるように、

おっきな石をどかしたり、沢水を引き込んで適温にしたり。

　

 

【健脚ガチ登山組】目線のコメントも添えておきましょう◎

途中７合目あたりから暴風雨が激しくなり、進退を協議するも、
向かい風の中を戻るほうがツラいため前進を敢行
山頂近くでは急に暴風が治まり薄日☀も…
真っ白な世界でなんとか記念撮影を終える
意外と広い雪渓が続く　視界不良で道迷い注意！

硫化水素臭を感じ始めたころ、
霧のむこう側で手ぬぐいを掲げる人影が！

（written by まめたさん）

 

完全に霧雨状態になってしまったため、雨具をつけて出発。
黙々とハイペースで登り、7合目から8合目の間あたりに差し当たると風が強まり暴風状態に。
この先進むか撤退かメンバーで緊急会議。
激論の末（笑）とりあえず9合目まで登って、9合の状況で判断することに。
運命の9合目、なんと風が弱まっていて、この風なら、登頂可能と判断し、頂上まで行くことに。
無事に山頂まで行くことが出来ました。
山頂の景色は望めず、ロープウェイで流れていた映像を、想像しながら旭岳山頂を堪能しました。
下山は中岳温泉を通るルート。
相変わらず風は強い中、雪渓などを超えて中岳温泉到着♨
旭岳は登らず直接中岳温泉に向かっていた隊長達が、適温の湯船をつくっていてくれました～
（written by 鹿さん🦌）

…ということで、到着後1時間もしないうちに、

霧のなかから、「masumiさ～～ん！！」と言う呼び声が聞こえ、

【健脚ガチ登山組】が合流！

 

無事に…　みな、そろって、入浴！！

　

本当は…

7月の三連休最終日のこの日、

晴れていたら、絶対こんな悠長なことはできず、

恐らく足湯目当てで来た山ノボラーのみなさんも大多数いらっしゃったのは確実で、

実際に湯舟に浸かるのは至難の業、と聞いたこともあり…。

 

あいにくのこの悪天候で、

私たち的には無事に浸かれてよかった、と言うお話…♨

 

いつもの温浴モデルのおふたり↓↓　

『温泉百名山』にもたっくさん登場してます❣

この大きな岩のうえから撮ったアングル、実はお気に入りです◎

 

今年秋発行の『続・温泉百名山』に載るかも？と思われる写真を撮ったり、

適温の湯舟に心行くまで浸かってみたり。

 

さ、名残惜しいですが、下山しましょう！

チングルマの花々が咲くお花畑をまた戻る私たちと、

今まで白霧のなか歩いてきて初めて花畑を目にする【健脚ガチ登山組】と、

花々を愛でながら、

↓ウコンウツギ

一緒に姿見駅へ。

到着～！

↑↑先に到着してた沙織さんが撮ってくれました！

みんな～！　お疲れさま！

 

ロープウェイは15分置き間隔で運行。

帰路も外は真っ白！(笑)

 

真紀さんのイラスト💕

 

『ロッジ ヌタプカウシペ』に貼ってあった、「大雪山の花」も参考に掲載。

 

登山も危険と隣り合わせ。

知識として『旭岳たすかるマップ』も載せておきます◎

 

次回は…

青空の下、花畑をるんるんスキップでもしながら進んでみたいな😂