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エバースの爪痕と令和ロマンの栄光:M-1グランプリ2024を振り返る

もちもちおです。

M-1グランプリ2024終わりましたね。結果は、優勝が令和ロマン、2位がバッテリィズ、3位が真空ジェシカ。

令和ロマンが昨年に続き、大会史上初の2連覇を果たしました。おめでとうございます。昨年も優勝し、忙しくなった1年間で、今回あれだけ仕上げてくるのは、さすがです。

偉そうですが、僕なりの総評としては、今回のM-1グランプリは、「まあまあ」でした。

「まあまあ」の理由は何やろ?、ちゃんとした答えは出てこないけど、うーん何やろ?、「爆発力みたいな」、「この年末に1年間のウサを晴らしてくれるような」、「食べてるご飯を漫才ネタでプッ!って口から吐かしてくれるような」、コンビはおらんかった、と思ったのかもしれません。

っはいえ気になったのは、「バッテリィズ」。彼らの漫才は初めて観ました。決勝1stステージでは、めちゃくちゃおもろい!とまではいきませんでしたが、次(ファイナルステージ)もネタを観てみたいと思わしてくれる内容でしたね。

彼らの漫才スタイルは、しゃべくり漫才で、僕の好きなタイプ。ボケ役のバカさが秀逸というか、昔の漫才師のボケっぷりで思わず引き込まれてしまってました。

でも、バッテリィズの漫才では、僕の何かが消化できへんものがあった。そんなとき、次に出てきたのが、エバースという漫才コンビ。

これがおもろかった。バッテリィズも良かったけど、エバースもおもろかった。

エバースの今回のネタは、15年後に桜の木の下て会おうと、女の子と約束した男の子が、大人になって、その15年後を迎えるという話。

その15年後っていうのが、いつなのか?ってボケが言う。ツッコミは当然、約束した15年前はいつやねん?となる。

ボケは2月29日やと。ツッコミはほんだら、15年後の2月29日やないかとなるんやけど、その15年後はうるう年じゃないから28日までやねん。

だから、28日に会うたらええのか、それとも3月1日の方がええのかわからん…っていう。ほんだらボケがどっちも行けと。

でも、その15年前に桜の木があった場所。そして、15年後も桜の木があろうである場所が、現在は商業施設になってしもとる。3階建てやし、ほんでもって桜の木がもうない。どこで待てばええ?とボケ。すると、ツッコミは、俺もその商業施設へ行って、女の子と会えるよう協力すると言う。

ツッコミはこの後も、次から次へと繰り出されるボケの質問に、諦めず真摯に答えるというネタスタイル。これがめちゃくちゃおもろかった。

エバースの1stラウンド結果は、3位の真空ジェシカに1点差で4位ということになり、ファイナルには行けんかった。

ても彼らは、今回のM-1グランプリで爪痕を残したに違いない。

エバースって、吉本興業所属で、芸歴年目。ボケ佐々木、ツッコミ町田のコンビで、今年は、2024年 令和6年度 NHK新人お笑い大賞で大賞受賞、他4つの賞レースでも決勝進出を果たした実力コンビ。

トム・ブラウンは、ワンちゃんあるかなって思ってたけど、残念やった。審査員からは、ネタの最後はスタミナ切れてて残念やった、って言われてたけど、僕はアレも彼らの計算だったと思う。単に裏目に出ただけかな。でも、お疲れ様です。

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