仕事探しはストレスになります。心が折れそうになることもしばしばですが、戦略さえ知っていればモチベーションを保てます。今回は求職活動中にした方がいい10のことを紹介します。

1. なるべく仕事がある間にリサーチする

失業してから職探しを始めるとずっとストレスが多くなります。できたら、まだどこかに雇われている間にいろいろ調べて問い合わせをしてみましょう。

同僚や将来雇ってくれそうな人に自分が仕事を探していることを話すときは「私が仕事を探していることは秘密にしておいてください」と必ず言いましょう。一番起こって欲しくないことは、次の仕事が見つかる前に現在の雇用主に仕事を探しているのを知られることです。

2. 自分のブランドを構築する

職探しをしているときは、時間がたっぷりあります。完璧な仕事が浮上してくるのを手をこまねいて待つのではなくて、その時間を使って自分のブランドを構築しましょう。ソーシャル・メディアに載せる自分の写真を良くしたり、オンラインやオフラインの職業グループに参加して自分と同じ分野の職業人とコンタクトしましょう。自分のブランドを構築するには時間と責任が必要なので、現在の自分にも将来の自分にも役立つ戦略です。

3. 無償の仕事を引き受けて自分の持ち札を増やす

職探しが何週間にも何か月にも及んでも経済的に何とかなるなら、ボランティアの仕事を引き受けると履歴書が有利になります。短期で無償の仕事を引き受けると自分が選択した専門分野で経験を増やせますし、興味を持っている仕事の候補者になる可能性が高くなります。

4. 履歴書を完璧にする

応募する仕事ごとに履歴書は書き変えてください。自分のスキルや教育や経験を適切に並べて上手く見せられるように履歴書や職務経歴書を完璧にしましょう。その仕事を希望する理由と自分はどうやってその会社の価値を高められると思うかを説明してください。

5. 仕事探しを本業として扱う

失業してから1週間か2週間ぐらい間をおくのはいいですが、仕事探しを休暇の延長だと思ってしまうと失業期間を長引かせることになります。仕事探しを9時から5時の本業として扱ってください。そして、その時間をどう使うか計画を立てましょう。

6. オンラインコースを受講してスキルに磨きをかける

新しい分野で仕事を探していたり、現在のスキルセットをアップグレードしたいと思っているなら、オンラインコースを受講すると履歴書に注目を集められるかもしれません。新しいスキルが身に着くだけでなく、モチベーションがあり、自分のためになることや自分に相応しい仕事を得るために必要なことを進んでやる人間であることも示すことができます。

7. 休憩する

失業中は自分を忙しくしてモチベーションを保つことが大切ですが、休養したりリラックスする時間を取り入れるのも大切です。仕事探しは人生で最もストレスの高いことの1つかもしれませんから、エクササイズをしたり友人と過ごすなど自分をケアするための時間を取り入れると、就活プロセス中も健全な状態でいられます。

8. コンピューターから離れる

かつて、仕事探しとは、山のように履歴書を出して先方からの連絡を待つことが多かったのですが、最近は、職探しの多くはコンピューター上の掲示板やソーシャル・メディア、メールを使って行われています。自分の時間を全てオンラインに注ぎこみたいという誘惑には抵抗しましょう。オンラインから離れて人と交流するのです。昔の同僚に電話してコーヒーに誘いましょう。ネットワーキングのグループに参加してカンファレンスに行ってみてください。人と会うことが何につながるかわかりませんし、外出すると現実の世界とつながっていられます。

9. 仕事を探していることを自分の交友関係に知らせる

ウォールストリート・ジャーナル紙のこの記事によれば、80%以上の仕事は求人広告を出さずに採用が決まっています。この数字はかなり高いように見えますが、多くの仕事は正式な求人広告を出さないのです。

雇用主は自分の知り合いで信用できる人を探しているので、同僚や社員の個人的な推薦に頼る度合が増しています。仕事を探している人間には、競争の激しさが緩和するという利点があります。しかし同時に、自分を外に打ち出して、交友関係のある人たちに自分がどんな仕事を探しているか正確にわかってもらわなければいけないということでもあります。

10. LinkedInに情報を載せる

雇用主は社員として採用する可能性のある人材を吟味するためにますますインターネットを活用しています(インターネットで探す割合は80%という高い数字を出している人もいます)。自分のサイトを持っていない限りは、LinkedInに載せたプロフィールは名前で検索される可能性が高いです。プロフィールを完璧にするために時間を使ってください。そして自分のスキルと経験を正確に上手にプレゼンしましょう。コネのある人に保証人になってもらい人物も職業人としての能力も推薦してもらいましょう。

求職活動中は計画を立ててそれに沿って実行していくと、モチベーションが保てるだけでなく、完璧な仕事を見つけるチャンスが増えるかもしれません。ここでご紹介した戦略を実践すると採用されるのが早まるだけでなく、採用された後にも役立ちます。コネクションが増えて、スキルが向上し、社内でも大切なメンバーとして他の社員とは一線を画すことになるでしょう。

10 Things You Should Do While You're Looking For Work|Inc.

JAYSON DEMERS(原文/訳:春野ユリ)

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