【神山天文台】天体画像を使った天文教育指導者ワークショップを開催しました
2024.11.29
2024年11月23日(土)、京都産業大学 神山天文台ホールにて、天体画像を使った天文教育指導者ワークショップを開催しました。
研究機関の研究者や大学教員、科学館職員、そして小中高の学校現場にいる教員などがメンバーとして結成された、FITS画像を教育に活用するためのワーキンググループ(WG)主催のこのワークショップは、今年3月に明石での開催以来の関西での実施になり、関西だけでなく四国中国地方や関東からも14人の参加がありました。
今回のワークショップでは、すばる画像解析ソフト マカリ(Makali`i)を用いて星団に属する星の明るさを測定し、星の等級を確かめたり、すばる望遠鏡超広視野観測装置HSCのデータを用いて遠方銀河や銀河団の姿を見積もるなどの実習を行いました。また、神山天文台の荒木望遠鏡や展示フロアの見学も行いました。
参加者からは、「初めてマカリというソフトを触ったが、もっとこういうワークショップの場を設けてほしい」「今回は高校生や大学生などの学校現場を想定した教材での実習だったが、アマチュア天文愛好家がマカリをどのように活用できるか考えていきたい」「Seestarなどのスマート望遠鏡の画像でマカリが使えたらもっと幅が広がるかもしれない」などの感想が寄せられました。
京都産業大学神山天文台では今後も、天文や宇宙を身近に感じてもらえる天文イベントを開催していきます。