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2021年シーズンのホーム最終戦後に行われたセレモニーであいさつするヴィッセル神戸の三木谷浩史会長=2021年11月27日、ノエビアスタジアム神戸
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2021年シーズンのホーム最終戦後に行われたセレモニーであいさつするヴィッセル神戸の三木谷浩史会長=2021年11月27日、ノエビアスタジアム神戸

 サッカーJリーグ1部(J1)ヴィッセル神戸が21日に発表した新体制で、強化、育成部門トップのスポーツダイレクター(SD)に就いたJ2東京ヴェルディ前監督の永井秀樹氏(51)の起用が波紋を呼んでいる。

 永井氏は攻撃的MFとしてヴェルディ川崎(現東京ヴェルディ)などで活躍。現役引退後の2019年からヴェルディの監督を務め、昨季途中に退任した。その後、監督時代の指導にパワーハラスメントがあったと認定され、10日に公認S級コーチライセンスの1年間の資格停止処分が日本サッカー協会から発表されたばかりだった。

 フロント入りは可能だが、サポーターの間では「要職への起用は時期尚早」「コンプライアンス上の問題があるのでは」などと懸念や説明を求める声が噴出し、永井氏のSD起用の撤回や一時凍結などを求める電子署名も行われている。

 そんな中、三木谷浩史会長は22日、楽天グループ傘下の無料通話アプリ「Viber(バイバー)」で今回の件についてコメント。「スポーツの世界に限らず、情熱が強すぎたとはいえ、行き過ぎた言動などはあってはいけない」とした一方、「彼はすでにS級ライセンスの一定期間の停止という非常に重いペナルティーを科せられた。現場とフロントとは仕事の質も内容も全く異なり、本人も十分と反省しており、本業務遂行上のコンプライアンスには細心の注意を払って行うことを誓っている」と説明した。

 さらに「クラブとしてもモニタリングサポートを行った上でセカンドチャンスをあげるという判断をした」と理解を求めた。

 クラブワースト記録の開幕7戦未勝利と苦しむ中、リュイス・プラナグマ・ラモス新監督(41)が暫定指揮を執るチームはオフを挟んで24日に再始動するが、今回の経緯についてクラブのさらなる説明が求められそうだ。(山本哲志)

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