デスクいっぱいに広がるような大型サイズの液晶ペンタブレットで、最高の描き心地を求めている。
そんなアナタに、16,384筆圧レベルに対応した21.5インチの液晶ペンタブレット「XPPen Artist 22 Plus」を、レビューする。
クリエイターの想像力を開花させてくれるような没入感のある
従来の約2倍の検知能力となる世界初16,384筆圧レベルに対応した「X3 Proスマートチップスタイラスペン」を走らせようものなら、まるで紙の上に描いているようなスムーズな創作体験を楽しめます。
お手頃サイズのタブレットパソコンで絵を描いているけど、もう少し大きな画面を使ってデジ絵を描いてみたい。
そんなアナタに、XPPen Artist 22 Plus液晶ペンタブレットは間違いのない製品です。
クリスマス&新年セールが、2024年12月3日から2025年1/12日まで開催中です!
割引率は製品によって違いますが、最大で30%となる製品もありますので、ぜひ公式サイトをチェックしてみて下さい!
良いところ | 気になるところ |
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目次
XPPen Artist 22 Plus液晶ペンタブレット 開封の儀
それでは、XPPen Artist 22 Plus液晶ペンタブレットが届いたところから紹介していきます。
※コチラはサンプル品となりますので、実際に購入される場合と内容が異なるところがあります。予めご了承ください。
こちらがXPPen Artist 22 Plus液晶ペンタブレットのパッケージ。
色鮮やかなパッケージで、クリエイターの心を掴まれます。
パッケージ背面。
液タブの背面となる、スタンド部の写真がデザインされています。
主なスペック
主なスペックは以下の通り。
製品名 | Artist 22 Plus液晶ペンタブレット |
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製品モデル | MD220FH |
色 | インターギャラクティック・ブラック |
サイズ | 547 x 364.67 x 33.4 mm |
表示エリアのサイズ | 476.06 x 267.79 mm |
スタイラスペン | X3 Proスマートチップスタイラス |
ON荷重 | 3g |
筆圧レベル | 16384 |
画面解像度 | 1920 X 1080 |
フルラミネーション | あり |
視野角 | 178° |
コントラスト比 | 1000:1 |
輝度(標準) | 250 cd/m2 |
解像度 | 5080 LPI |
色域カバー率(標準) | 99% sRGB、91% Adobe RGB |
色域面積比(標準) | 130% sRGB、103% Adobe RGB |
色深度 | 8ビット |
読取高さ | 10mm |
応答速度 | 14ms |
レポートレート | 200RPS(最大) |
精度 | ±0.4 mm (中央) |
電源入力 | AC 110-240V |
電源出力 | DC 12V ⎓ 3A |
互換性 | Windows 7以降 macOS 10.10以降 Chrome OS 88以降 Android(USB3.1 DP1.2) Harmony OS Linux |
※製品の仕様詳細は、公式サイトをお確かめください。
同梱物・パッケージ内容
中に入っている物を並べて撮影してみました。
- 液晶ペンタブレット
- X3 Proスマートチップスタイラスペン
- 芯抜き
- 10 x 替え芯
- ペンホルダー
- HDMIケーブル
- USB-C to USB-Cケーブル
- USB-A to USB-Cケーブル
- 電源アダプター
- 電源コード×2
- 2本指グローブ
- クリーニングクロス
- クイックガイド/保証書
アダプター。
海外仕様の電源コード2種。
サンプル品のため、海外仕様になっていました。
後日、日本向けの電源コードを送っていただきましたので、国内で購入した場合にはコチラの電源コードが届くことになります。
USB-C to USB-Cケーブル。
USB-A to USB-Cケーブル。
HDMIケーブル。
液タブ背面の目隠し。
ペンホルダー。
2本指グローブ。
クイックガイド/保証カード。
クリーニングクロス。
10本の替え芯。
X3 Proスマートチップスタイラスペンの詳細
そして、充電不要型のX3 Proスマートチップスタイラスペン。
世界初となる16,384レベルの筆圧感度を実現したX3 Proスマートチップスタイラスペンは、精確なポジショニングと迅速な応答を実現。
ちょっとだけ太めで、適度な握り心地となっていますので、長時間の作業にも軽快にペンが走ります。
沈み込みは0.6mm、傾き検知機能60°、ON荷重3g、2つのショートカットキー + デジタル消しゴム付きという事で、性能は文句なし。
充電不要のペンとなっていますので、作業が中断されないのも嬉しい所です。
主なスペックは以下の通り。
製品名 | X3 Pro |
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対応製品 | Artist Pro(Gen2)シリーズ、Deco Pro(Gen2)シリーズ |
サイズ | 14.65×156.28mm |
材質 | ハードゴム+シリコン+アルミ合金 |
表面加工 | 塗装+アルマイト処理 |
色 | 黒+グレー |
重量 | 16g |
ショートカットキー | 2 |
読み取り方式 | デジタル信号処理&EMR電磁誘導方式 |
ON荷重 | 3g |
沈み込み | 0.6±0.2mm |
読み取り高さ | 10mm |
傾き検知機能 | 60º |
※製品の仕様詳細は、公式サイトをお確かめください。
XPPen Artist 22 Plus液晶ペンタブレット本体の詳細
続いて、XPPen Artist 22 Plus液晶ペンタブレット本体を見ていきます。
サイズは547mm x 364.67mm x 33.4mm となっており、画面のサイズは21.5インチ。
背面。
自立させるためのスタンドが付いています。
好きな角度に調整できるスタンドになっていますので、使いやすい角度で使用可能です。
背面にはVESA規格(100mm×100mm)も搭載。
液タブとしては不向きかもしれませんが、アームを使用したり、壁掛けで使用するなど、快適なワークスペースを築くことができます。
下部には滑り止めが付いています。
大型のディスプレイですが、滑ってしまう事はありません。
背面のインターフェース。
左から電源ポート、Type-Cポート、HDMIポート、音声出力ポートを配置。
ケーブルを差し込んだのち、こちらのカバーを取り付ける形となります。
XPPen Artist 22 Plus液晶ペンタブレットを軽く角度をつけて、置いてみました。
アンチグレアフィルムを装着済となっていますので、目に優しく、光の映り込みが少ないです。
フルフラットデザイン&フルラミネーションディスプレイという事もあり、繊細な画面表示を実現しています。
表示エリアのサイズは476.06mm x 267.79mm。
簡単に白い枠で囲んでみましたが、A4サイズの紙と比較すると、結構な大きさがありますね。
A3用紙を載せてみると、こんな感じ。
ちょっと横長となっていますので、CLIP STUDIO PAINT PROのようなイラストソフトを立ち上げると、メニューをサイドに配置出来て、ちょうど良くなります。
スタンド機能を使って直立気味に立ち上げてみました。
15°から88°まで、自由に調整可能なスタンドとなっていますので、使用しないときには省スペースに収納可能です。
上部には音量の変更と電源ボタンを配置。
この穴は何か?と思っていると・・・・
ペンホルダーを差し込むことが出来ました。
ペンを置く場所に困ることが多々あった自分からすると、アナログですが非常に使い勝手を考えてくれた素晴らしい設計だと思います。
XPPen Artist 22 Plus液晶ペンタブレット 使用感レビュー
それでは、XPPen Artist 22 Plus液晶ペンタブレットを使っていきます。
電源ケーブルをセットし、
背面に差し込んでいきます。
私はtype-Cケーブル一本でパソコンと接続しましたので、コチラのような形になりました。
これで接続は完了。
ケーブル一本でパソコンと接続出来るのは、本当にありがたいですね。
あとは「Artist 22 Plusのドライバー」を公式サイトよりダウンロードしてインストール。
画面エリアや作業エリアの設定、
ペンの筆圧感度の調整、ショートカットの設定が出来ますので、実際に使い始める前に試しておきましょう。
ディスプレイ|21.5インチは液タブとして使い勝手抜群!
一体型フルスクリーンデザインとなっている21.5インチのディスプレイは、液晶ペンタブレットとして非常に優秀。
個人的に液タブは15インチ以上の製品を推奨していますが、正直言って大は小を兼ねるのが液晶ペンタブレットの世界ですので、置き場所の問題さえクリアしていれば、間違いなく21.5インチは使い勝手が良いです。
しかも、映し出される映像は驚くほど綺麗で、表示色数1,677万色、色域sRGB 130%、輝度250cd/平方m、コントラスト比1,000:1など、普通にディスプレイとしても抜群の性能を備えています。
こちらはCLIP STUDIO PAINTを立ち上げた様子ですが、まさにクリエイター向き。
16:9の画面比率と1920×1080フルHD解像度ということもあり、両サイドにメニューや、参考データをしっかりと置ける利点があります。
小さなディスプレイを使用した場合、絵をかくときにメニューを消したり、必要最低限のメニューのみを表示させて使っていましたが、21.5インチもあるとその必要もなし。
子供のころ、大きなキャンバスに絵を描いたときのように、21.5インチのディスプレイは多くの願いを叶えてくれそうです。
FHDディスプレイは多用途!PC用モニターとしても優秀!
液晶ペンタブレットとしてはもちろん、XPPen Artist 22 Plus液晶ペンタブレットは「モニター」としても優秀。
鮮やかな色合いを再現できる高精細ディスプレイのため、ゲームやエンターテイメントを楽しむにも最適です。
こちらはオープンワールドゲームの原神をプレイしている様子ですが、色鮮やかな映像で快適に楽しめました。
普段使っているディスプレイよりも綺麗です・・・。
当然のことながらYouTube動画も映画も、まったく問題なし。
途中で紹介した通り、背面にはVESA規格(100mm×100mm)も搭載していますので、アームで持ち上げるような使い方も場合によってはオススメかと思います。
描き心地|16Kレベルの筆圧感度は紙に絵を描くのと同じレベル!
従来の約2倍の検知能力となる16,384レベルの筆圧感度は、想像を超えるような繊細な描き心地です。
液タブで16,384レベルの筆圧を体感すると、また違った感動がありますね。
正確な描線、筆圧カーブと繊細なストローク、低遅延を実現していることもありまして、しっかりとペンの動きに付いてくる感じです。
筆圧検知も非常に優秀ですので、強弱をしっかりと認識してくれます。
鉛筆を使ってスルスルッと紙に描いているのと同じような感覚で、デジタル上に表現されるため、絵はアナログでしか描けない・・・と悩んでいる人にこそ使ってほしい「手描きのような使用感」です。
高速で線を引いても・・・全く問題なし。
太めのブラシを使って強弱を表現しても、思い描いた通りの線を表現してくれます。
まとめ
フルフラットなデザインで作業に没頭できる、大画面21.5インチの広色域なディスプレイを搭載したXPPen Artist 22 Plus液晶ペンタブレットは、過去一で使いやすい液タブでございました!
16,384筆圧レベルに対応したことによって、ストロークの正確さと滑らかさはピカイチ。
インスピレーションを活かして線を自由に走らせても、確実に表現をしてくれることもあり、デジ絵がどんどん楽しくなっていきます!
また、1920×1080のフルHD解像度、色域カバー率Adobe RGB 91%、sRGB 99%の映像美はもちろん、照明などの反射や映り込みを抑えてくれるアンチグレアフィルムも効果的なのか、長時間作業をしていても目が疲れにくいのも特徴かと思います。
せっかくなら大型の液タブを買って、ガッツリ「デジ絵」を楽しみたい。
そんなアナタにXPPen「Artist 22 Plus」は、最高にオススメの液タブです。
良いところ | 気になるところ |
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