イラストレーターの「東京メロンボーイ」さんという方をご存じですか?
私はColosoというオンライン講座にてその存在を知り、素敵な画風の虜になりました。
そんな東京メロンボーイさんが、Colosoにて「絵本のような暖かい色使いで描くイラスト基礎」なる動画講座を公開中!
内容としては、構図作り、自然や都市の背景の描き方等の基礎からはじまって、独自のカラーの使い方までを解説するものとのこと。
そんな東京メロンボーイさんの「絵本のような暖かい色使いで描くイラスト基礎」をテスターとして提供していただくことが出来ましたので、講座を受けてみた感想をレビュー!!
一度購入すれば「無期限で視聴することが出来るColosoさんのオンライン講座」の魅力は、前回の記事でも紹介した通りで「いつでもどこにいても受講が出来る」のが最大のメリット。
私は仕事が終わって、寝る準備も整ってからの時間で講座を受講していましたが、これがどこかの場所に行かなくてはいけない、対面式のオフライン講座だったら挫折していたかもしれません。
東京メロンボーイさんとは?
童話の世界のような「暖かみのある色使い」が、東京メロンボーイさんの魅力の一つ。
私はColosoさんの講座一覧を見ている時に、「こんなイラストを描いてみたい!」と釘付けになりました。
Colosoさんの公式サイトには、東京メロンボーイさんのポートフォリオがあるので、作品を見てもらったほうがわかりやすいのですが、とにかく色使いが独特で、一目見た瞬間に目を奪われてしまったのです。
会社勤めを経てイラストレーターになった・・・という経験も、個人的には魅力!
もちろんツイッターなどはフォローさせてもらいましたw
国内外の書籍、雑誌、広告、音楽などのイラストを幅広く活躍されている方なので、実力などはお墨付きだと思います。
「絵本のような暖かい色使いで描くイラスト基礎」の内容と感想
今回紹介する「絵本のような暖かい色使いで描くイラスト基礎」では、
- 黄金比率に基づいた構図作り
- 自然や都市など多様な背景を表現する方法
- バランスの取れた人物を描く方法
のようなイラストを描く上での基本的なところから、色の使い方を教えてくれるとのこと。
個人的には、東京メロンボーイさんが使用されている「この講座で使用するカラーパレット」を提供してくれると言う所にも惹かれています。
11種類の例題を通して「作品の描き方」を学べるということで、楽しみで仕方がない講座です。
- シンプルでかわいい食べ物の描き方
- 線画をもとに着彩(暖色
- 線画をもとに着彩(寒色)
- 写真をもとにしたモノクロの絵の描き方
- 様々な木の描き方
- 様々な花の描き方
- 様々な家の描き方
- 建物を複数描き街を表現
- 自然と建物がある風景の描き方
- 人物をシルエットで捉える練習
- 季節感のあるイラストを描く方法
- 本数:24本の映像
- 難易度:初級・中級
- 無期限視聴
- 使用プログラム:Adobe Photoshop CC
- 動画情報:オンラインVOD
- オーディオ:日本語
- 講座特典:作品数:11点
- 講座特典:カラーパレット
イラストを学ばせてもらう中で、「空間」の表現方法を学べるのは特に興味あり。
私はインテリア系の専門学校に通っていましたので、リアルなイラストは描けたるんですけど、温かみのある作品にはつなげられないので、こちらの講座で学ばせていただきます。
講座内容について
講座の中身、内容については詳細までお伝えすると「ネタバレ」になってしまいますので、私が講座を受けてみた感想をまとめていきます。
01. 自己紹介
最初は自己紹介動画からスタートしました。
東京メロンボーイが「どのようにして会社員からイラストレーターになれたのか?」を紹介してくれる内容になっており、個人的にはグッときました。
あとは、自分の作品を見せながら解説をいれたり、海外の仕事が多いなど、イラストレーターとしての立ち位置を紹介されていた感じです。
02.ツールの説明~03. 基本練習
続いてツールの説明など。
講座で使用されているツールがAdobeのPhotoshopになりますので、そのインターフェースや使い方をレクチャー。
私はイラストを描くときにCLIP STUDIO PAINT PROを使っているんですが、他のイラストソフトもインターフェースや機能は「フォトショップに似ている」ので問題はないように感じました。※私はPhotoshopも一応使えます
基本練習に関しては単純で、自分が使ってみたいブラシを探したうえで、手を動かす・筆になれるためのものを描くといったトレーニングになっていました。
こちらのイラストは、私が「絵本のような暖かい色使いで描くイラスト基礎」のトレーニング風景を見ながら、真似て描いたものです。
私はこういった可愛らしいイラストを描くのが苦手なので・・・、こんなイラストをあっという間に描けるようにしてくれた東京メロンボーイさんには、感謝しかないですね。
自分の実力をはかる上でも、よいトレーニングになりました。
04. 色彩の理解
東京メロンボーイさんの絵本のような色使いが、どのように生まれているのか?を楽しみに講座を拝見!
カラーサークルの見方であったり、色相、彩度、明度について説明といった基礎中の基礎から、効果的なカラー効果を狙うには補色を理解するといったテクニックについても解説。
学生時代にカラーコーディネーター3級を取得した私ですが、その時に学んでいたことが解説されているような感じでした。
それ以降の内容
それ以降の内容については細かく解説していくと、ネタバレが強くなるのでまとめて紹介します。
解説→お手本→練習→実践→解説
といった流れが出来ているような講座なので、見ているだけでも「頭が理解」するような感じ。
そして、お手本を見ているだけではうまくならないので、講座を止めながら自分でも絵を描くようにすると成長スピードがあがる。
あまり細かいところはお伝え出来ませんが、塗り絵①暖色では、ステーキの写真から色を抽出しているのですが、こんな発想があるのか・・・と驚きました。
正直言って私は「色の使い方」が特に下手ですので、今回の東京メロンボーイさんの色の作り方については非常に勉強になった感じです。
色を考える時に、まったくのゼロからのスタートでは難しいけど、色の引き出しを広げることが出来るという意味でも最高でしたね。
あとは「絵における明暗の重要性について説明」の部分でも、明暗の設計をすることで「見せたい場所」をしっかりと見てもらえるようになるという視点も素晴らしかった。
カラー写真をデフォルメ化してモノクロにするだけでも、一枚のイラストになってしまったのにも目から鱗。
実際に「食べ物」だったり「建物」、「人」を描いてくれてる様子も絵描きとしては参考になりましたね。
構図については疎と密が基本となっている事だったり、遠近法まで教えてくれています。
学生時代にインテリアデザイン科にいた自分ですが、こちらで学んだ方が頭に入っていたかもしれません(笑)
ちなみに、最終局面の「オリジナルイラストを描くときのアイデアの出し方」は特に必見。
こんな風に考えて、アイデアを出し、ラフ→着彩→仕上げまでもっていくのか・・・というプロのノウハウを出してくれていました。
こんなにノウハウを出していいの?と思ってしまいましたが、真似をしたところで直ぐには形に出来ないのがイラストの世界。
いつか追いついて「その節は、ありがとうございました」とお伝えしたいですね。
講座内容を活かしたイラスト制作
ということで、東京メロンボーイさんの「絵本のような暖かい色使いで描くイラスト基礎」を見ながら描いてみたイラストを少し紹介したいと思います。
私はCLIP STUDIO PAINT PROを使用していますので、少々ブラシなどが違ってきますが・・・このあたりはご了承ください。
使用デバイスは、XP-PENのArtist 22セカンドです。
東京メロンボーイさんは板タブを使用されているようでしたので、この辺りは好みによるのかもしれません。
大きなキャンバスで絵を描くっていうのは・・・本当に楽しいですね。
というか、東京メロンボーイさんの解説が上手かったので、私のような画力の人間でもサクサクと楽しみながら絵を描くことが出来ました!
こんな風に描けばいいのかな?と迷わせないのが・・・東京メロンボーイさんの魅力かもしれませんW
そして、講座を見ながら最初に描いてみたのが、こちらのイラストです。
ちょっとCLIP STUDIO PAINT PRO自体を触り慣れていなかったところもあり、完璧に模写は出来なかったんですけど、個人的には満足のいくイラストになりました。
東京メロンボーイさんの講座を見終わった後だと「手が動く」というのが不思議だったのですが、スイスイといろんなイラストを描けるようになった感じ。
私は主線なしのイラストを描いていこうと思っていましたので、こちらの講座との出会いは大きな分岐点になりそうです。
まとめ
Colosoさんの「絵本のような暖かい色使いで描くイラスト基礎」を拝見してみた感想のまとめとしては、東京メロンボーイさんの画風が「好み」であるなら購入してもらって間違いないと思います!
私も全ての動画をじっくりと見られたわけではありませんので、これから何度も見返しながらイラストを描いていきたいと思いますが・・・、正直言って「しばらくはイラスト系の本は買わない」と思えるくらいの内容でございました!
私と同じく、本で描き方を見るよりも、動いている動画で「こんな風に描いているんだ・・・」と見ている方が理解できるタイプであれば、とてもオススメできる講座だと思います。
詳細は、Coloso「絵本のような暖かい色使いで描くイラスト基礎」の公式サイトをお確かめくださいませ。