液タブの中でもディスプレイサイズが大きなものを選びたい。
でも、大画面にすることによってメリットもあるけど、デメリットもあるような気がして不安…。
そんな悩みをお持ちのアナタに向けて、XP-Penの液タブ「Artist 22セカンド」を紹介したい。
私はディスプレイサイズの「小さな液タブ」から「大きな液タブ」まで使ってきたのでわかりますけど、それぞれにメリット・デメリットは確かにあります。
ただ、結論から言うと「場所を動かすことなく、固定置き」をされるのであれば、ディスプレイサイズは大きい方がイラストを描く上で使い勝手が良いです。
こちらの記事では、そんな液タブの中でも大きなディスプレイサイズ「21.5インチ」を搭載したXP-Penの液タブ、「Artist 22セカンド」のサンプルを提供して頂きましたので口コミレビューをご紹介。
- 大きなキャンバスで絵を描くと楽しかった記憶がある!
- タブレットPCで絵を描いていると、小さいと感じたことがある!
- 液タブとして使用しないときには、通常のディスプレイとして使いたい!
そんなアナタに、XP-Penの液タブ「Artist 22セカンド」は大変オススメだと思います。
XP-Penの液タブ「Artist 22セカンド」 開封の儀
では、XP-Penの液タブ「Artist 22」セカンドが届いたところから紹介します。
こちらがXP-Penの液タブ「Artist 22」セカンドのパッケージです。
さすがにディスプレイサイズが21.5インチもありますので、パッケージもかなり大きいですね。
中に入っていたものを取り出してみました!
梱包はかなりしっかりとしていましたので、配送中の故障は少ないと思います。
一緒に入っていたケースを開封!
中に入っていたものを並べて撮影してみました。
クイックガイド。
接続方法やドライバのインストール、各インターフェースの説明などが書かれています。
12ヶ月保証。
クリーニングクロス。
2本指グローブ。
USB-Type C to USB-Type Cケーブル。
USB-A to USB-Type Cケーブル。
HDMIケーブル。
電源コード。
電源アダプター。
そして、スタイラスペンが入っているペンホルダー (替え芯8個付)といった感じ。
フタを開けてみると、PA6スタイラスペンが出てきました。
替え芯8個についてはペンホルダーの下部に入っています。
開けてみると、突き刺さっているような状態で替え芯がはいっていました。
この芯を使い切るくらい使い倒せれば・・・画力がかなり上がっていることでしょう。
中に入っていたPA6スタイラスペンです。
最近流行となっている充電不要のペンですので、使い勝手は抜群!
傾き検知±60°、筆圧感知8192レベル、応答速度8msということで性能もお墨付きですね。
PA6スタイラスペンには2つのボタン。
ショートカットキーを設定することで使い勝手があがります。
そして、XP-Pen液タブ「Artist 22セカンド」本体です。
サイズは538 x 332 x 25.8mmとなっており、読み取り範囲は476.064 x 267.786mm。
保護フィルム着装済みとなっていますから、安心ですね。
iPhone8と比較すると、XP-Pen液タブ「Artist 22セカンド」の大きさがわかります。
- 液晶タイプ: IPS 明度: 250 cd/m2
- 解像度: 5080 LPI
- 色域:86% NTSC, Adobe RGB≥90%, sRGB≥122%
- 画面解像度: 1920 x 1080
- 応答速度 : 8 ms 可読高度:10mm
- 視野角:178°
- 輝度:250 cd/m2
タイトル XP-Pen液タブ「Artist 22セカンド」の上部。
操作ボタンが集約されており、背面にボタンがあるよりも使い勝手が良い。
背面には角度調整が可能なスタンドがついています。
上部にあるレバーを引きながらスタンドの角度を調整する形です。
16度から90度まで調整できますから、自分好みの角度に設定することが可能です。
ディスプレイ下部には滑り止めがついていますので、滑ってしまう心配もありません。
この角度調整が自由に出来るスタンドがセットになっているのは、やっぱり便利ですね。
ただ、日々使用後に収納したい・・・という方の場合には、こちらがデメリットになる(収納はコンパクトではない)ので、やはり置きっぱなしにする方向けの大きさと言えます。
ケーブルの接続口は背面に集約されています。
上からヘッドフォンジャック、HDMI、USB-Type C、AC電源といった感じ。
当然ですが配線むき出しではなく、バックカバーを取り付けることでスマートな見た目に変わります。
USB-Type C対応のAndroidスマホがあれば、スマホの画面を大きなディスプレイに映し出すことも出来るみたいです。
XP-Pen液タブ「Artist 22セカンド」使ってみた!
では、XP-Pen液タブ「Artist 22セカンド」を使っていきます。
パソコンとの接続に関しては、
- USB-Type C to USB-Type Cケーブルで接続する
- USB-A to USB-Type Cケーブル+HDMIで接続する
の2種類がありますが、私は1を選択しました。
接続に関しては、特に何の問題もなく完了。
保護フィルムも貼ってある状態だったので、そのまま直ぐにCLIP STUDIO PAINT PROを立ち上げて絵を描き始めました。
まず21.5インチの大型ディスプレイを搭載している点については、素晴らしいの一言。
大表示解像度は1920×1080(フルHD)、色域NTSCカバー率86%(Adobe RGB≧90%、sRGB≧122%)の優れた色精度ということもありまして、リアルな着彩を行うことが出来る感じ。
絵を描く時間ではないときには、普通のディスプレイとしても十二分に使用できるくらいの映像美ですね。
描き心地
描き心地に関して言えば、最高クラス。
正確なペンの追従性を高めたモデルという事なんですが、紙とペンの組み合わせと同じく、スタイラスペンを置いた場所にペイントされる。
最大60度の傾き検知機能と8,192レベルの筆圧感度という性能をみてもらってもわかりますが、デジタル上で描いている・・・という感じがしません。
線だけを試し描きしても違いがわからないと思い、鬼滅の刃の堕姫を模写してみましたが・・・描き心地はやはり良い。
上の写真はCLIP STUDIO PAINT PROの「鉛筆」だけで描いたもの。
さすがに画面サイズが広いため、両サイドに「メニュー」を常時表示させたまま描けるのは快適ですね。
私はタブレットパソコンでイラストを描いたりもするんですが、どうしてもカラーメニューなどを表示しっぱなしにしてしまうと「描画スペース」が広く取れなくて困っていたのですが、21.5インチになると必要なものを全て表示したまま描けるのでストレスがありません。
こちらがCLIP STUDIO PAINT PROを使っている時の作業画面です。
実際にはもっと描画スペースを大きくして、使わせてもらっていました。
これはPhotoshop、Illustrator、SAIなどを使用されても同様の事が言えるかと思いますので、大きなディスプレイサイズの液タブのメリットと言えるでしょう。
こちらはColosoさんの「絵本のような暖かい色使いで描くイラスト基礎」にて紹介されているイラストを模写したものですが、本当に描きやすくて助かりました。
細かいイラストを1枚のキャンバスの上に描ける!これは大画面だけのメリットだと思います。
デメリットは?
デメリットに関しては、やはり収納に対する問題は感じます。
デスクに置きっぱなしにする前提で購入された方には関係ありませんが、「使いたい時にだけ出して使う」といった場合には、少し大変。
このあたりは人それぞれだと思いますが、一応デメリットとしてお伝えしておきます。
ちなみにですが、ディスプレイを直角に立てられることもあり、通常のディスプレイとしても使用できますので、逆にスペースを上手く活用することも可能ですよ。
まとめ
XP-Penの液タブ「Artist 22セカンド」を使わせていただいた感想のまとめとしては、絵描きさんにとって「最高過ぎる環境」だと感じました。
「大きなキャンバスで絵を描きたい」と思われていて、デジタル絵に移行される方は、ぜひXP-Penの液タブ「Artist 22セカンド」をチェックしてみてください。
私は定期的に、家電量販店で別メーカーさんの液タブの「試し描き」をさせてもらっていますが、値段ほどの違いは正直言って感じませんでした。
高コスパな液タブだと思います!
なお、公式ストアで購入すると「保証期間」が18ヶ月まで延長できますので、安心感が欲しい方は以下より詳細をお確かめください。