「ノートPC一体型モバイルディスプレイ」というものがあるのをご存知ですか?
私はモバイルディスプレイを複数所有しておりまして、ノートパソコンを使用する際には「画面の拡張」をしながら使っていたのですが、一点問題点として「用意が面倒」だと感じていました。
そんな事を思っていた私が発見したのが「ノートPC一体型モバイルディスプレイ」なるもの。
要するに外付けのモバイルディスプレイが、ノートパソコン本体に「くっつけておけるもの」です。
使用するタイミングでディスプレイをひっぱりだし、USBケーブルで接続をすれば使用を開始できるとありまして、用意の面倒さがなくなります。
そんなノートPC一体型モバイルディスプレイとなる「400-LCD001N」のサンプルを1台提供していただいたのでレビューを紹介していきますが・・・これはスゴイです。
画面を拡張できるだけでも便利なのですが、対面に座っている方へのプレゼンに関しても数秒で開始できるのは最高の使い心地。
ノートパソコンの必須アイテムになりそうです。
目次
400-LCD001N 開封の儀
それでは、ノートPC一体型モバイルディスプレイ「400-LCD001N」が届いた所から紹介していきます。
こちらが「400-LCD001N」のパッケージです。
ノートパソコンの裏側から「スルスル」とディスプレイが出てくるところが表現されています。
パッケージを開けてみると、取扱説明書が出てきました。
他のモバイルディスプレイとは違いまして、マグネットでひっつける必要などもありますので、取扱説明書は事前にしっかりとチェックしておきましょう。
取り付けのステップは、こちらの4つ。
400-LCD001N本体の他に入っていたのは、こちらの接続ケーブルと、マグネット、3台目を取り付けるための拡張クリップ。
そしてこちらが「400-LCD001N」本体です。
マグネットでノートパソコンに引っ付けない場合には、上の写真のようなスタンドを取り付けることが出来るようになっています。
12.5インチのモニターがついており、最大表示解像度は1920×1080(60Hz)。
閉じた状態でのサイズは、328mm、220mm、17mmで、重量は755gです。
背面に取り付けるということもあるので、もっと薄いのかな?と言うのが正直な感想でしたが、実際に使ってみると「これくらいのほうが安定感がある」のかも。
側面にはタイプCポートが2つ付いていました。
400-LCD001Nをレビュー
では、実際に使っていきます。
まずは両面テープがついているマグネットパーツをノートパソコンに接着していきます。
合計で4か所取り付ける形になりますから、「400-LCD001N」を取り付けるノートパソコンの外観は…正直言ってダサくはなりますw
マグネットを取り付け終わったら、モバイルディスプレイを貼り付けていきます。
こうなってくると、見た目の悪さはなくなりますのでご安心を。
※取り付け条件として背面の下部にポートがあったり、排気口がある場合には使えませんので注意してください。
こちらが取り付け終わった「400-LCD001N」です。
若干右側に飛び出しているのは、接続状態にしているからで「使わない時にはノートパソコンからはみ出すことはありません」。
使用する際は、「400-LCD001N」自体もデスクに密着しているのがポイント。
この状態でないと、するするっとマグネットから外れてしまったり、倒れてしまったりします。
接続に関しては「DisplayPort Altモード」と「USB接続モード」の2種類の接続方法から選択できますが、私は「USB接続モード(USB-A/Type-Cケーブル)」で接続。
専用のソフトウェアをインストール必要があったりはしましたが、特に問題もなく使用を開始することが出来ました。
画面の大きさはフルDHDで12.5インチ、ノングレア仕様になっていますので、大きくて見やすい印象。
タッチセンサーによって簡単に明るさの調整も可能です。
画面自体は他のモバイルディスプレイと同じく、拡張モードのように広げたり、同じ画面を共有するための複製モードがあります。
一つずつ紹介していきます。
拡張モード
拡張モードは単純に画面が広がるような使い方です。
デスクトップパソコンを使われている方であれば、拡張画面を使っている方が多いと思うのですが、これがノートパソコンであっても「400-LCD001N」を取り付けておけば「ひっぱるだけで実現」出来ます。
ノートパソコンを使用するなら拡張モニターは欠かせないと思いますが、それが「たった数秒」のセッティングで可能になると思えば…最高ですよね。
複製モード
続いては複製モード。
同じ画面を2画面に表示させる方法になりますが、こちらは対面営業などで活躍します。
奥側に私がいると仮定して、コチラ側に営業先の人がいるような形で座っていても、「同じ画面」を見ながら説明が簡単に出来るのです。
時々奥さんと対面で仕事をする機会があるんですけど、ノートパソコンをくるっと回転させることもなく、画面を共有出来るというのは本当に便利でした。
置型
ちなみに、スタンドを利用して置型として使用することも可能です。
この使い方は、モバイルディスプレイと同じような形になりますが、これはこれで便利。
個人的にはデスクトップパソコンのサブモニターとして使えるようになったのが本当に便利で、重宝させてもらっています。
私のデスクトップパソコンはHDMIケーブルに空きがなくて、普通のモバイルディスプレイでは拡張が出来なかったんですけど、「400-LCD001N」はUSBポートで接続が出来るので「拡張が可能」になったのです。
縦置きなどにも対応していますから、画面を見ながらの文字入力などにも便利ですね。
寝かせて使う
最後は私だけの使い方かもしれませんが、400-LCD001Nを寝かせて使う形も便利です。
この状態にして「描きたい絵」の題材を投影させておくことによって「トレース」も出来ますし、等倍の参考資料にすることも出来てしまいます。
アンドロイド系スマホとケーブル一本でつなぐ
ノートPC一体型モバイルディスプレイ「400-LCD001N」とゲーミングスマホをケーブル一本で接続してみました。
FORTNITEなどのゲームを大画面でプレイしたい!と思った時にも便利ですね。
また、ノートパソコンは記事入力、スマホは情報閲覧用としても使えます。
これはまた・・・良い使い方を覚えてしまいましたね。
まとめ
実際に使ってみた感じとしては、めちゃくちゃ便利の一言。
反射が少ないノングレア仕様ということもありまして、作業もしやすいですし、画質のコントロールも簡単に行えるなど痒い所に手が届く設計になっています。
400-LCD001N、オススメです。
ちなみに、旧製品の400-LCD001と比較してみると価格は新型の400-LCD001Nのほうが高く設定されていますので、少しふれておきますと…
- USB Type-C「DisplayPort Altモード」に対応
- 付属のクリップでノートパソコンの左右両方にディスプレイを取付けに対応
と言う事でございました。
上記2点の違いが不要ということであれば、400-LCD001で十分な場合もありますので、合わせて旧製品もチェックしていただけたら幸いです。
詳細に関しては、以下のページをお確かめください。
モバイルディスプレイを持っていく?持っていかない?に悩む必要がなくなったことが一番のメリットかもしれません。
常に背面に引っ付いている状態ですので、拡張モニターとしてはもちろん、スマホを接続するような形での使用も簡単で…、一度使い始めたら病みつきになるモバイルディスプレイになるでしょう。